第9回『Du-Ragは流行り廃りではなく日常的な実用品です!』HABANERO POSSEインタビュー ~GUNHEAD編~

SEX山口のなんだチミは!? by SEX山口 2013年9月24日

朝夕はめっこり涼しく、過ごしやすくなりましたが皆さまお変わりございませんか。
私、セク山はと申しますと、家から外に出ると数分で雨が降ってくるという、まさかの雨男っぷりを発揮しております。ただの夕立ちかもしれませんが、生まれてから今まで雨男になったことがなかったのでプチショックでおます。
それでは、今宵も全身ビチョ濡れのつゆだく&特に恥部は湿り気120%!ってな具合で『SEX山口のなんだチミは!?』イッてみましょう!

2013年8月の終わり、朝晩の暑さも落ち着きはじめ、風呂上りにバスローブが似合う季節。
満を持して発売されたHABANERO POSSEのデビューEP『Jazzinn EP』。
HABANERO POSSEのsoundcloudで試聴できるのですが、“SEXY BASS & DIRTY GHETTO”とタグ付けされたその楽曲は、まさに “タキシードの舘ひろしがニシキヘビを首に巻いた素っ裸の金髪女性とキラキラ戦車銀座を爆破!”しているかのよう。
HABANERO POSSE曰く、「タイトル名とかに意味はありません。カッコイイ曲を作りたかったってだけですね」とのこと。この潔さよ。

今回は、私、セク山と古くからの友人であり、同じ職場で働いていたこともあったりもする、HABANERO POSSEのGUNHEADにあることないこと、否、いろいろなことを訊いてみました。
会うとだいたい「昨日バカ殿観た?」なんて話しかしてないんだけど、その延長線上にある(と思ってる)、HABANERO POSSEとしての楽曲/DJプレイ/ブート制作の輪郭がうっすら皆様に伝わったら最高です。

01

セク山:GUNちゃんよろしくです。まずはEP発売おめでとうございます! 発売から2週間経ったけど、何か手応えってあります?

GUNHEAD:こちらこそよろしくお願いします。ありがとうございます! 手応えというか、驚いたんすけどJersey club kingことDJ Sliinkから突然「Love the new EP」ってメンションがきたので出して良かったです。

https://twitter.com/DjSliink/status/373006806899236864

セク山:発売までの経緯や楽曲のアレコレは雑誌『Ollie』のWEBサイトに掲載されているHABANERO POSSEインタビューを読んでもらえればすべてわかると思うので(必読です!)、ここでは脱線していきたいんだけど(笑)。

GUNHEAD:セク山さんの脱線なら大歓迎です! どの宗教の話にします??

セク山:(さっそくシカトして)『Ollie』のインタビューでGUNちゃんが答えてた「タイトル名とかに意味はありません」ってのがすごく良かったなぁと。HABANERO POSSEを知る上では割と重要な説明だと思ったんだけど、そこを踏まえて『Jazzinn EP』をこの3曲でパッケージした意図ってなんでしょうか?

GUNHEAD:普段オファーをいただける仕事ではあまりアウトプットしてなかったけど、自分らが「超好き」っていう部分を詰め込めたって感じです。

セク山:ジャケットのアートワークはHABANERO POSSE第三のメンバーによるものですよね。その第三のメンバーの詳細を教えてください。

GUNHEAD405mhzというメンバーで、HABANERO POSSE関連のデザインが主な担当ですね。ROMANCREWのアートワークなども担当しています。

セク山SIMI LABSQUIDSもそうだけど、構成員にデザイナーがいたり、ラッパーやDJが兼任してたりするのがすごく今っぽいし、何よりもビジュアル/イメージのブレがないという点では安心だよね。すぐに電話できる距離感とかさ。

GUNHEAD:あと、単純にメンバーが増えるとできることも増えて幅が広がるのもいいですね。

セク山:HABANERO POSSEの正規メンバーは3人なんですよ、皆さん。ではでは、そのHABANERO POSSEの母体となるBINGOさんとの出会い~HABANERO POSSE結成までを教えてください。なんとなーく記憶してるんだけど、乃木坂のclub CACTUSで自分がレギュラー参加してたパーティーがあって、そこで2人をゲストDJとしてお招きしたりしてまして、そんなこんなで出会った感じで合ってるかな?

GUNHEAD:そうですね、セク山さんも仲の良い共通の友人がいて、彼がやってたパーティーで一緒になったのが最初ですよね。初期はBINGOさんがスタイリングで、僕が音楽つけて、405mhzが作品を作るっていう案が出たのもあって、回数を重ねるうちにスムーズに活動を始めることができたかもしれないです。

セク山:この2人の組み合わせは周りも結構驚いてて、でもよくよく考えてみたら共通点が多かったよね。個々に活動している頃の2人のDJプレイから感じてたことなんだけど、“セクシーというワードの解釈”とか特に強く感じていたのは“お笑い感”がほぼ一緒だなーって。

GUNHEAD:BINGOさんのお笑いへの知識や理解度は相当なもんですよね(笑)。

セク山:あ! そうだそうだ思い出した。ちょうどその頃、数あるクラブでの駄話のひとつに「みんなでDu-Rag被って踊りたいよねー」ってのがあったよね(笑)。

GUNHEAD:ありましたね! あの頃からDu-Ragには注目してましたよね(笑)。 HABANERO結成前だったし、セク山さんもまだSEX山口になる前でしたね。

セク山:Bボーイアイテムの中でもDu-Ragって難易度高いじゃないですか。被りモノの中でもトップクラスの難易度だと思うんですよ。自分にとってはFlavor Flavや初期Busta Rhymesが被るブッ飛び系の被りモノと同じぐらいの難易度と言うか…。んで「俺だって被りたかったすよ!」って奴らがやっぱり周りに結構いて、クラブの片隅で輪になってDuトークを繰り広げてて(笑)。

GUNHEAD:「いつか形にしましょう!」とか言って(笑)。

セク山:「形にする」ってなんだよ!? っていう(笑)。

GUNHEAD:当時は落としどころまで考えられてなかったですよね。でも、機は熟しまして…。

セク山:2013年5月に代官山UNITで開催された、復活『HARVEST』という最高の舞台で、HABANERO POSSEとThreepee BoysMUG-ROCK一味といった同盟(Du盟)と共に“Du-UNIT”を結成し、発表という最高の形態でDu-Ragに光が当たりました。2000年代のトライトンサウンドを勢いよくぶっ込みまくるセットで。遊びに来てたHIPHOP最高会議のIm! FDFANTA汁CHILLSTASKI !mI氏と脱線3のMC BOO氏もDu-Rag巻いて飛び入り参加というサプライズは個人的に非常にグッときました。

02Du-UNITのDu-Ragon氏

GUNHEAD:その後のインスタの盛り上がりも面白かったですねー。ハッシュタグで追えるから、たまに眺めてニヤニヤしてますよ。現場で会ったいろんな人に被ってもらってるので、是非見てもらいたいですね。

セク山:局地的な盛り上がりかと思いきや、BINGOさんがしっかりと今のストリートにアピールをしてて。思わず写真撮っちゃいましたよ。

03

GUNHEAD
:本人がモデルという! 流行り廃りではなく日常的な実用品ですから、これを読んでる皆さんも通勤や通学のお供に!

セク山:「あ、BINGOさん本気だわ」と思いました。本気と言えば、MUG-ROCKも危ないぐらいDu愛に溢れてるよね。『GWIG GWIG RADIO』に電話ゲストで出てもらった時に、いきなり「今、オリジナルのDu-Ragを作ってまして。日本一のDu-Rag生産地、飛騨高山にありますDu-Rag工場へ大量発注しました。これで品薄になることはないと思います。ご安心ください!」とか生放送で始まっちゃって。不覚にも笑っちゃったんだけど「どうせ冗談だろうなぁ」と思っていたら…。

04

GUNHEAD
:出た~、Du School刺繍! MUG-ROCKは昔からDu-Rag被ってたようなDuキャラ感あるし、そもそもDu顔(Du-Ragが似合うお顔立ち)ですよね。

セク山:そうね。どっちかって言うと、寅さんなんだけどね。そして、間髪入れずに『Du-School』っていうパーティーも始めて、ゲストにJHETT a.k.a. YAKKO氏をお迎えしたりしてて。MUG-ROCKのTwitterのアカウントも“REAL島Du作”とかになってるし、相当な熱量だよね。

GUNHEAD:最近は“THE DuREAM TEAM”という派生チームを結成したようですしね。

セク山:それって、オリンピックUSA代表=DREAM TEAMのユニフォーム着たいだけじゃないの!? 尽きない男だね…。というか、だいぶDuトークにスペースを使ってしまったので、そろそろ話題を変えましょうかね。

GUNHEAD:そうですね。変えましょう! で、どの宗教の話に

セク山:(食い気味に)では、単発的な質問をしていこうかな。今のGUNちゃんを形成した、音楽/TV番組or映画/影響された人物を教えてください。例えば、自分だとNEW JACK SWING/お笑い番組全般/たけし軍団 って感じなんだけど。

GUNHEAD:僕はTV番組の影響が大きいですね。『元気が出るTV』のダンス甲子園とか『DADA』とか。芸人さんだと、やっぱりたけし軍団ととんねるずが中心ですね。関西のお笑いが嫌いってわけじゃないのですが、東京のお笑いにものすごく影響を受けてますね。

セク山:うんうん、自分ら世代だと『ダンス甲子園』と『DADA』は必須科目だよね。あとはやっぱり、たけし軍団! 大事なことはすべてたけし軍団に教わったと言ってもいいぐらいだよね。

GUNHEAD:いつも心に井手らっきょ

セク山:…ではでは、次の質問。DJを始めたきっかけを教えてください

GUNHEAD:一番最初にやったのは高校生の時でした。地元のツレと地元のクラブでパーティーやったのがきっかけです。

セク山:どんな選曲だったか憶えてる?

GUNHEAD:自分は2LIVE CREWが初めて買ったレコードなので、それをかけた記憶がありますね。あと、地元のツレが『DOOP』とかかけて超盛り上がってた記憶あります。あとGREEN DAYとか。

セク山:トラックを作り始めたのはいつぐらいでしたかね。

GUNHEADLEOPALDONというグループをやっていて、僕はそこで現場でのDJとか、できあがった曲に対し茶々入れる役目をしていたのですが、メンバーがモンハンにハマりまくって1年間まったく曲を作ってなかった時期があったんですよ。半ば逆切れで「じゃあ俺やります!」って『証言』GUNHEAD REMIXを作ったのがトラック作りをはじめたきっかけです。2008、9年あたりですね。

セク山:ああ…その時にそのメンバーと一緒にモンハンやってたのが俺だね。んで、メンバーっていうのは高野政所くんのコトだね(笑)。

GUNHEAD:モンハンやってなかったサイドはヒマでしたよ!

セク山:LEOPALDONの曲を作るわけじゃなく、ブートREMIXを作ったと。今調べてて思い出したんだけど『証言』GUNHEAD REMIXが収録されてた『EVERY CHINPANZEE STEP EP』ってMaltine Recordsから出てたんだね。

GUNHEAD:そうですそうです。その後、雷のシングル『THUNDER SONIC』にボーナストラックとして公式な形で収録していただきました。もうこれはホントに嬉しかったです!

05


セク山
:ここ数年、毎週末のクラブプレイで引っ張りだこのHABANERO POSSEですが、いろんな所のフロアを見てきて、何か感じた/感じてることとかってありますか?

GUNHEAD:悪いことではないんだけど、いわゆるアゲばかりで「クラブの要素として違う楽しみ方もあるのに…」と思うことは多いですね。個人的にはアゲよりも、“踊る”っていうことを意識しています。縦ノリってよりも、横ノリというか。とにかくセクシーに踊ってる女性って最高じゃないですか!

セク山:ごもっとも。場所やパーティー内容によって選曲は違ってくると思うけど、セクシーに女性を踊らせるのは最高だよね。特に踊りの上手いコ、と言っても超絶なスキルがあるとかじゃなくて、首の振り方がやけに玄人のコっているじゃない? そんなコをフロアに見つけちゃうと、もうそのコ狙いの選曲になったりね。あると思います!

GUNHEAD:かっこいい女性! もっと見たいです!

セク山:では最後に、EPを出したばかりだからこそ訊きたいんだけど、フルアルバムの構想とかってもうありますかね?

GUNHEAD:もちろんあります。誰々とやりたいってのもありますし、逆に今回のEPみたいに僕らだけでってのもいいでしょうし。アルバムの後はVSシリーズというか、HABANERO POSSE vs ○○○○みたいな感じでぶつかり合う形のものもリリースしたいですね。

セク山:HABANERO POSSE vs ゴリラとかHABANERO POSSE vs 東京タワーとかが映像で観れる日も近いと!?

GUNHEAD:そういった武井壮的なvsではありません! でも、BINGOさん vs 丸の内OL とかスゲー観たいですね(笑)

 

 

GUNちゃんとのオモシロ話はもっともっといろいろあるのですが、続きはHABANERO POSSEとSEX山口がいる現場に来てくれればいくらでも話します。
一緒になる機会も多いので、皆さん良かったら飲み語りましょう(下ネタ多いけど)。

次回はHABANERO POSSEの向かって左、BINGOさんの登場です!
“タクシーを降りた瞬間にそばにいた外国人がBINGOさんを見て「OH! PRINCE!」と言い放った話”などを中心に、EP発売を祝いつつも脱線話をお届けいたします。

 

HABANERO POSSE

HABANERO POSSE

FYS a.k.a. BINGO と GUNHEAD による”GWIG”なDJ/トラックメーカー。その他グラフィック担当の 405mhz (http://www.405mhz.com/) も加入。音楽性をあえてジャンル分けするなら【SEXY BASS & DIRTY GHETTO MUSIC】。2012年、国内最大のBASS MUSIC FES『OUTLOOK JAPAN FESTIVAL』に於いて、見事サウンド・クラッシュ・チャンピオンに輝く。!!!KYONO+DJBAKU!!!、RYUZO、DJ LEAD、Zeebra、倖田來未など様々な国内のアーティストへの楽曲提供/REMIXの他、”THE PHARCYDE/ RUNNIN’”、”KEYSHA COLE/ LOVE” など、フロア・アンセム化しているMOOMBAHTON/ BASS/ TRAP REMIXも制作。また、U.S.のコンピアルバム【MOOMBAH MARAUDERS】やJUKE+RAPのコンピ【160OR80】への参加や、盟友 KAN TAKAHIKO 氏とのコラボレーションMIX CD【MOOMBAHTON GODZILLA】、アルバム【XMAS MOOMBAH EXPRESS】のリリースなど、国内外で様々な作品を発表している。BLOCK.FM のレギュラー番組【WICKEDPEDIA RADIO】のパーソナリティー兼DJ。2013年夏にデビューEP発売。

Jazzinn EP

Jazzinn EP

PARK
発売中



SEX山口

SEX山口

1976年生まれ、神奈川県出身のメガネをかけた牡羊座。幼少時に観たM.J.のパフォーマンスに多大なる影響を受け、小2で“ムーンウォーク”を習得。と当時に、たけし軍団や志村けん、とんねるずといった“ハードかつタイトな東京のお笑い”への尊敬と憧れを現在までKeep Onし続ける。最近はやたらしゃべるディスクジョッキーとして日本各所でメイクサムノイズしつつ、音楽専門誌・web等で小粋な執筆もちょろちょろ。自身のトレンディーアパレルブランド「S.E.X.Y. by NAOKI YAMAGUCHI」のアイテムや危ないおMIX CDも随時デリバリーしております。あと、宇多田ヒカルが大好き。



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