第17回『Q.好きな言葉は? A.特にないです』~Big Ben(stillichimiya)38の質問~

SEX山口のなんだチミは!? by SEX山口 2014年6月24日

TOP

「悲しみよりもカツオの刺身 たまには脂っこくファミチキ」という、素晴らしく庶民的な一節から始まるBig Benの「いったりきたりBLUES」(Big Ben アルバム『my music』収録)。DOPEなワンループに切ないLOWトーンボイスで「ちっちゃい頃からありもんでやりくり 粘り楽しむクセが自然と付き 捨ててきましたよりどりみどり 意識せずに染み付いたこだわり」といった“Big Ben=辻太平”を表すリリックが随所に散りばめられたアルバムを代表をする1曲である。まずはスタジオ石制作のMVをご覧いただきたい。

Big Ben from stillichimiya【MV】「いったりきたりBLUES」

 

去る5月3日(土)、甲府のMUSIC BOXにて、先の「いったりきたりBLUES」が収録されたBig Benの1stアルバム『my music』のTOUR FINALが発売から1年半経った謎のタイミングで盛大に行われた。バックDJを務めるのは田我流。Young-G、MMM、Mr.麿もステージに上がり「カァ~! カァーーーッ!」とカラスの鳴きマネをするBig Benにハートフルな笑顔とキッチュな野次で援護射撃し、会場を大いに沸かせた。「よーし! あとはうまい酒飲もうぜぇ~!」とブチ上がったBig BenのシャウトにBPMを合わせつつ、私セク山にバトンタッチ。ZEN-LA-ROCKNORIKIYO氏、東京から自転車で甲府までやって来たOYG氏など、様々な人たちがワイワイガヤガヤとマイク&酒&ヘパリーゼを交えながら、stillichimiyaが糸を引く最高なパーティーは朝まで続いた。

 

01

朝方のバトルでお互いを讃え合ったTOSHIHIROとBig Ben

今回の『SEX山口のなんだチミは!?』がお届けするステキなサムシングは“stillichimiya”の屋台骨、Young-Gとのプロデューサーユニット“おみゆきCHANNEL”、そして1人の音楽家“Big Ben”。様々な顔を持つ男、辻太平ことBig BenにSEX山口から38の質問を投げかけてみた。なかなか知ることのできない彼の細かなイキフンが行間や文字と文字の間から香ってきたらこれ幸い。え? なんで38かって? セク山が38歳だからです。あとstillichimiyaの“miya”にも掛けている…、かもしれない。

それでは目を見開いてよ~く見よ! これがBig Benである!

 

02

 

Big Benへの38の質問

 

質問01:自身の1stアルバム『my music』がリリースされてから約1年半が経ちますが、現在の心境を教えてください。

Big Ben:特に変わったことはないですね。面白いモノとの出会いが生活の活力です。

 

質問02:『my music』収録曲の中で、自身がいちばん気に入っている曲と、その理由は?

Big Ben:3曲目の「Time Is Money」。ふざけた曲だけど、ちゃんと自分の絵を切り取れた感じがするので。

 

質問03:音楽に目覚めた1曲(1枚)があるとすれば?

Big Ben:子供の頃によく観てた、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎(※通称:鬼太郎80′s OP&ED共に吉幾三のファンクネスが満載)』のOPテーマかもしれません。親の話によると鬼太郎がとにかく好きだったみたいなので。今も大好きですね。で、物心つく前に自作の曲「オッチョアレヨ」っていう曲を口ずさんでいたみたいです。全然覚えていませんが。小学校へあがったら音楽の授業で歌を歌う機会がでてきて、歌うのがコワくなりました。みんなと合わせて一緒に歌うのが嫌だったんだと思います。

 

質問04:初めて買ったレコード/CDは?

Big Ben:レコードはNina Simoneのアルバム『Forbidden Fruit』。中学三年生の時、甲府のバードランドで(※山梨では有力なリサイクルショップとして君臨していたが、2008年頃静かに閉店)。Nina Simoneという名前を雑誌で見て覚えていたので、内容も分からず買ってみました。CDは小学5年生ぐらいの時に、奥田民生のシングル「愛のために」。周りの友達もCDを買い始めていたし、何か一曲自分もヒットソングを覚えたいという気持ちで買いました。

 

質問05:最近買ったレコード/CDは?

Big Ben:レコードはAlberta Hunterのアルバム『Amtrak Blues』。甲府の中古レコード店LAID BACKで試聴して。CDはBing Ji Lingのアルバム『Sunshine For Your Mind』。iTunesで試聴して、通販でCDを買いました。

 

質問06:ディガーとしても有名なBIG BEN氏ですが、最近、音源以外で購入したものってありますか?

Big Ben:古着屋でTシャツを少々。カモの絵が描いてあるTシャツと、セサミストリートの青いヤツがプリントされてるTシャツです。両方とも900円ぐらいだったと思います。セサミストリート、一回も観たことないんですが…。

 

質問07:今一番欲しいものは何ですか?

Big Ben:めちゃくちゃうまい日本酒。

 

03

 

質問08:好きなラッパーは?

Big Ben:影響を受けた人はたくさんいます。A Tribe Called QuestPhife Dawgの声が好きですね。

 

質問09:好きなDJは?

Big Ben:甲府でjujuというお店をやっているTeradaさん。Houseを中心に色々かけるんだけど、僕には全然ない大人な世界観が素敵です。あとめちゃくちゃ踊らされるのはSadar Baharです。jujuにも何度かプレイしにきたけど、すごく良かった。聴いたことのない踊れる変な曲をたくさんかけるので最高です。

 

質問10:好きな女性のタイプは?

Big Ben:健康的な人がいいですね。

 

質問11:この人はすごい!と思う人を思いつくまま挙げてください。

Big Ben:Magic Johnson、Bruce Lee、朝青龍、水木しげる、つげ義春、一峰大二、赤瀬川原平、深沢七郎、Larry HeardSun Ra、Duke Ellington、Nina Simone、Moodymann、Curtis Mayfield、坂本九、井上陽水…などなど。

 

質問12:好きな映画は?

Big Ben:最近見始めた黒澤明監督の映画、『姿三四郎』『生きる』『用心棒』『赤ひげ』『七人の侍』どれも面白かった。あと今村昌平監督の『楢山節孝』

 

質問13:理想の休日の過ごし方は?

Big Ben:晴れていたら午前中に布団を干して、午後はぶらぶら。

 

質問14:健康管理で気をつけていることは?

Big Ben:全力疾走しないようにしてます。

 

質問15:印象的だったアルバイトもしくは仕事は?

Big Ben:ステッカー工場。一年ぐらいやりましたが、シンナーの臭いがすごくて毎日鼻の奥に臭いが残って大変でした。

 

質問16:人生最大のピンチは?

Big Ben:すみません、それは言えません。

 

質問17:好きな食べ物と苦手な食べ物は?

Big Ben:鶏肉が好きです。あと辛味噌が好きで毎日米にのせたり、炒め物につけたり。苦手なのは生卵。

 

質問18:好きな言葉は?

Big Ben:特にないです。

 

質問19:あなたの口癖は?

Big Ben:「ちょっと~」。

 

質問20:1ヵ月休みがあったら?

Big Ben:ひとり旅。まだしたことがないので。場所はどこでもいいですね。

 

質問21:小学生のときの夢は?

Big Ben:小学校2年生ぐらいの頃、「将来はサラリーマンになって日曜日はパチンコやりたい」と思っていました。ギャンブルが好きでブラックジャック、おいちょかぶ、ビー玉レースなど近所の年上の友達とよくやりました。

 

質問22:生まれ変わったら?

Big Ben女性になりたいですね。

 

04

 

質問23:山梨で好きな場所は?

Big Ben:林道。どの林道でも良いのですが、20キロぐらいでゆっくりドライブするのが気持ち良い。

 

質問24:stillichimiyaのメンバーを動物に例えると?

Big Ben:MMMは馬、Young-Gはキリン、Mr.麿はキツネ、田我流は山猫、僕はタヌキ。

 

質問25:「stillichimiyaの屋台骨」と呼ばれるBig Ben氏ですが、2014年7月9日にリリースを控えたstillichimiyaのニューアルバム『死んだらどうなる』では、実際どのようなお仕事をされているのでしょうか?

Big Ben:『死んだらどうなる』でのサウンド面の屋台骨は完全にYoung-Gですね。ビートも彼のものが多いし、レコーディング、ミックス、アレンジもYoung-Gが全曲手がけています。僕はスキットも含めると、4曲ビートを作りました。そのうち3曲は昔作ったもの。いろいろと作っといて、面目が保てることができました。あとは、みんながリリック書いてる時に、僕はおやつの買い出しに行ったり、みんなが集合時間に遅れるので、遅れないようにしたり。そういうことは気をつけました。

 

質問26:『死んだらどうなる』の宣伝をBIG BEN氏なりにしてください。

Big Ben:良いアルバムになりました。泣けはしないが、笑えると思います。細かいところまでスゴイです。

 

質問27:個性あふれるメンバーが揃っていますが、ケンカすることはありますか?

Big Ben:ケンカはあまりないですね。「こいつらムカつくな」と思うことはたまにあります。

 

質問28:音楽活動を続けるうえで、いちばん大事なことは何でしょう?

Big Ben:体調。

 

質問29:最近、いちばん興奮したことは?

Big Ben:ここではちょっと言えません。

 

質問30:人生のターニングポイントは?

Big Ben:10年前のstillichimiya結成。これはでかかったと思います。

 

質問31:音楽をやってなかったら、どうなってたと思いますか?

Big Ben:大して今と変わらない気がします。やってなくても、音楽は好きで聴くと思うし。

 

質問32:死ぬまでにこれだけはやり遂げたいということは?

Big Ben:ないですね。

 

05

 

質問33:仕事って何でしょう?

Big Ben:与えられた役割を遂げることでしょうか。

 

質問34:お金って何でしょう?

Big Ben:取引に必要な物のひとつ、でしょうか。

 

質問35:最後の晩餐は何がいい?

Big Ben:米、みそ汁、シンプルなおかず。いつもと同じでいいです。

 

質問36:急かすわけではないのですが、BIG BEN 2ndアルバムのリリースはいつぐらいになりそうでしょうか?

Big Ben:年末か、来年アタマぐらいを目指します。

 

質問37:理想の死に方は?

Big Ben:老衰でだんだんと。長生きしたいですね。

 

質問38:大変な時代ですが、日本の国民のみなさんにメッセージをお願いします。

Big Ben:色んな情報が渦巻いてるからこそ、直接見たり、聞いたり、感じたりすることが大事だと思います。新しい発見ができるように、いろいろやっていきましょう!

 

といった具合の『Big Benへの38の質問』。

ネットの情報などに惑わされることなく、現実を噛み締めながらも日々缶ビールxファミチキで晩酌をするBig Benこと辻太平。7月9日リリース予定のstillichimiya Newアルバム『死んだらどうなる』の中でも「360°山!」「未だ履いてるお前のジーンズ いただきもんから絶えずサンプリグ」「上手い下手より心の解放」といった辻節、否! Big Ben節が炸裂しまくっているので是非チェックしていただきたい。

 

stillichimiya “死んだらどうなる”

mjcd-062_480

[CD] 7月9日発売 予約受付中 2,484円(内税) Mary Joy Recordings MJCD-062

2014年冬、記録的降雪で県外との交通遮断、“陸の孤島”と化した山梨県で、密かに作られていたstillichimiyaのニューアルバム「死んだらどうなる」。“やべ~勢いですげー盛り上がる”で愛を歌ったstillichimiyaが、結成10周年となる2014年、記念すべきニューアルバムを発表する。生への衝動、宇宙、土偶、オカルト、地元、ブラジル、哀愁、カレー、上京……etc、多岐にわたるテーマ。Young-G、Big Ben、Falcon a.k.a. Never Ending One Loopによる多国籍感にあふれ「バラエティ」に富んだ楽曲の数々。オールドスクールからサウス、さらには歌謡曲からもフレイバーを取り入れたある意味「タイムレス」なラップ。青春期の記憶からノイズのように散らばる音の破片をstillichimiyaというフィルターを通して昇華した結果、本作「死んだらどうなる」は生まれたのだ。”だっちもねぇ”で山梨の元祖甲州弁ラッパー原田喜照さんを客演に迎えている他は、作曲から録音、ミックスまで自分たちだけで完成させた。その甲斐あって彼らの「個性」や「ユーモア」、30代になってもまだはちきれんばかりの「衝動」を、この一枚に詰め込むことが出来た。

 

 

BigBen

Big Ben(stillichimiya, おみゆきCHANNEL)

stillichimiya所属のMC、プロデューサー。適度に適当なラップと素朴で身の丈サイズのトラックを生産中。ソロでも活動しており、2012年にファースト・アルバム「my music」を発売。全曲自身でプロデュースしたこの作品は、チープで土臭い作風が人気を呼んだ。またアルバム収録曲「いったりきたりBLUES」が、PVの影響もありちょっとだけ話題になる。これまでにstillichimiyaの全作品に参加。またメンバーのYoung-Gと共に、プロデューサーユニット「おみゆきCHANNEL」を結成し、2010年にアルバム「おみゆきさん」を発表。他のアーティストのプロデュース作品として、YAMAZIN「ストロベリーファンク」(YAMAZIN「KIMIGAYO」収録曲)、CHIYORI「THROUGH MY WINDOW」(CHIYORI「WALKING TO THE SUNRISE」収録曲)などがある。

SEX山口

SEX山口

1976年生まれ、神奈川県出身のメガネをかけた牡羊座。幼少時に観たM.J.のパフォーマンスに多大なる影響を受け、小2で“ムーンウォーク”を習得。と当時に、たけし軍団や志村けん、とんねるずといった“ハードかつタイトな東京のお笑い”への尊敬と憧れを現在までKeep Onし続ける。最近はやたらしゃべるディスクジョッキーとして日本各所でメイクサムノイズしつつ、音楽専門誌・web等で小粋な執筆もちょろちょろ。自身のトレンディーアパレルブランド「S.E.X.Y. by NAOKI YAMAGUCHI」のアイテムや危ないおMIX CDも随時デリバリーしております。あと、宇多田ヒカルが大好き。



TUNECORE JAPAN