[こと] 3つの短いストーリー /ほうほう堂×DJS!!

青真鶴日記 by 山崎真央 2012年6月8日

青野賢一による『舞踊、そして音楽』でも触れていますが、4/20〜4/29に開催された日本短編舞台フェス『PLAY PARK 2012』に『ほうほう堂×DJS!!』のDJとして真っ青で参加しました。

ほうほう堂とは「身長155cmのダンスデュオ」というキャッチが印象的な新鋪美佳さんと福留麻里さんによるユニットです。

一見、下北沢でカフェラテを飲んでいる女の子、もしくはお洒落なケータリング・ユニット?あまり言い得ていないかもしれませんが、僕の最初の印象は『普通な感じ』の女の子とコンテンポラリー・ダンスというギャップ感。そこに魅力を感じました。

photo by Sohei Tsurutani

本番前にリハーサルを何度も重ねました。
『ほうほう堂×DJS!!』のコンセプトの1つとしてあるのが、「音楽によって、ダンスが変わって見える」ということ。真っ青3人のDJはそれぞれスタイルを変えて10分ずつで入れ替わり、僕は60〜70年代の音楽を、鶴谷聡平はダンスミュージック、青野賢一はクラシック音楽というしばりで選曲。そしてほうほう堂はそれに合わせて10分間の同じダンスセットを3回繰り返すという内容。

練習を重ねてくると、彼女達がいかにダンスに真剣に取り組んでいるかが見えてきて、それまでの普通の女の子のイメージは払拭されました。
僕らも含め5人の個性の共存するところを模索しながら、最低限のルールを決めて、あとはアドリブに任せて本番に挑みます。

photo by Mao Yamazaki


photo by Sohei Tsurutani

本番前の楽屋での風景。今回の僕らの衣装は青いネクタイに白いシャツ、黒いパンツというスタイル。
そしてなぜか眼鏡。。
ほうほう堂の2人も青い衣装でキメてくれました。
下の写真は鶴谷が撮影したもの。レトロなフィルターが掛かって、まるで実相寺昭夫監督の映像のワンシーン。

Photo by Tadashi Okawa

ダンスは肉体の動きからなる表現。僕たちは現場で身体の動きにあわせて曲を付けていき、そしてほうほう堂も音楽にあわせて動きます。
僕らはジャンルの違う曲を繋いだり、音を止めてみたり、効果音を加えたり……リズムのズレや音量の変化、思いもしないアクシデントなどすべてが表現の一部と思いライブの感覚を楽しみました。
ほうほう堂の動きもスローの時は感情豊かに、アップテンポの時はキレが出たりと曲によってさまざまな表情を見せてくれます。

全ての要素が相乗効果で、独特のヴァイブレーションとなり濃密な瞬間とストーリーを生んでいたのではないでしょうか。

これが短い3つのサイレント映画を観ているような作品になっていたら嬉しいです。

 

ほうほう堂 http://hoho-do.net/

真っ青

クラブのみならず、ファッションショーやホテル、ショップ、カフェなど、およそ音楽と触れ合うことが出来る空間すべてに良質な選曲を提供してきた山崎真央(gm projects / AKICHI RECORDS)、鶴谷聡平(NEWPORT)、青野賢一(BEAMS RECORDS)の3人が結成したユニット「真っ青」。20年以上のDJキャリアに裏付けされたスキル、レコード・CDショップのバイヤー経験がもたらす豊潤な音楽的バックグラウンド、そしてアート、文学、映画などにも精通する卓越したセンスから生まれるそのサウンドは、過去、現在、未来に連なる様々な心情を呼び起こし、聴くものの目前に景色を描き出すものである。


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