“ハイハット・オープン”で左足を鍛えよう!/MI Japan ドラム・クリニック

MI JAPANドラム・クリニック by 粟野昌良 2012年10月25日

LAハリウッドに本校を構える世界最大級のミュージック・スクール、Musicians Institute(MI)と直結した独自のカリキュラムで充実した授業を行い、数多くのミュージシャンを排出しているMIJAPAN。経験と実力を兼ね備えた講師陣のレッスンが魅力の本校レギュラー講師が、その授業の一部を誌上クリニックとして公開するこのコーナー。今月はMI JAPAN名古屋校講師の粟野昌良氏が、”ハイハット・オープン”をテーマにさまざまなエクササイズをレクチャーする。日頃、MIJAPANでどのような授業が行われているかを体験しつつ、とりかかってみよう。

はじめに

みなさん、暑い中いかがお過ごしでしょうか。私はというと、小さくまとめたドラム・セットを自転車で持ち運んで練習していて、すっかり日焼けしております。

さて、今回のテーマは”ハイハット・オープン”ということで、”左足”が重要になってきますが、テンポや”オープン”、”クローズ”のタイミング、ダイナミクスなどによっても踏み方は変わってくるので、いろいろなフレーズを練習して左足を鍛えましょう。

それではさっそくLESSON1から始めてみましょう。

 

 

【MI×ドラマガ】OPEN HOUSE/ 粟野昌良「”ハイハット・オープン”」1/3

【MI×ドラマガ】OPEN HOUSE/ 粟野昌良「”ハイハット・オープン”」2/3

【MI×ドラマガ】OPEN HOUSE/ 粟野昌良「”ハイハット・オープン”」3/3

LESSON1

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まずは8ビートでのハイハット・オープンです。

Ex-1aでは、どのタイミングでも開けられるように1つずつハイハットをオープンさせていきます。苦手なタイミングがあれば、その小節を繰り返し練習してみてください。ハイハット・オープンするときはつま先を上げ、クローズは次の8分音符で足を降ろします。右手と左足のタイミングがぴったりと合うように注意して演奏しましょう。

Ex-1bは2つずつオープンします。こちらもどのタイミングでも踏めるようにしていきましょう。

Ex-1c〜Ex-1dは、オモテ、ウラと交互にオープンとクローズがくるパターンで、左足がシーソーのような動きになります。Ex-1cは、つま先→カカトの順で交互に踏み、Ex-1dはその逆の、カカト→つま先という順番になります。最初は大きな動きで慣らして、しっかりと演奏できるようになったら動きを小さくして、ハイハットの開き具合いを細かく調整できるようになると良いでしょう。

LESSON2

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次は16分のオープンです。8分音符では、カカトをペダルにつけてつま先を調整するヒール・ダウン奏法がメインでしたが、ここではカカトを上げ、足全体を動かすヒール・アップ奏法を取り入れて練習したいと思います。

まずは左足で太腿から足全体を動かし(Ex-2a)、Ex-2b〜Ex-2eのように順番に16分音符のウラにハイハットを入れるようにします。これができたらハイハット・オープンのタイミングで右足(バス・ドラム)も入れられるようにすると良いでしょう。

次にハイハットを刻みながらオープンを入れます。左足は8分音符でゴースト・モーションをしながら手は16分音符を刻みます(Ex-2f)。そこに16分音符のウラのタイミングでアクセントをつけてオープンにします(Ex-2g〜Ex-2j)。こちらも右足と合わせて叩きましょう。

このオープンにする左足のタイミングは難しいので、最初は鳴らしやすい大きなゴースト・モーションで演奏すると良いでしょう。慣れてきたら動きに大小をつけて演奏していくと良いと思います。

LESSON3

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ここでは、ハイハット・オープンのリズム・パターンへの応用や、フィルインでのフレーズを紹介したいと思います。いろいろなバリエーションがあるのでぜひ挑戦してみてください。

Ex-3a〜Ex-3dは、バーナード・パーディ風オープン・フレーズです。ハイハット・オープンと言えば何と言ってもパーディの”オープン”フレーズです。Ex-3aは4、8小節目でのフィルイン、Ex-3bはEx-3aを繰り返してインパクトのあるフレーズに、Ex-3cはイントロの入りのパターンやフィルイン、Ex-3dは次の小節にまたぐフレーズとなっています。

Ex-3e〜Ex-3gはデヴィッド・ガリバルディ風のフレーズです。Ex-3eはオモテのオープンから16分ウラのクローズがとても難しいと思います。オープンのタイミングのときにヒール・アップで足全体を上下させ叩きましょう。Ex-3fはハイハット・オープンのきっかけでスネアのアクセントをズラす少しトリッキーなパターンです。ヒール・ダウンでオープンのときはハイハットを少し強めに叩くのがコツです。Ex-3gはハイハット・オープンのときにバス・ドラムが入っていませんが、キレ良く強く叩きましょう。

Ex-3h〜Ex-3iはアダム・ダイチ風フレーズです。Ex-3hは、1拍半を使った”ディレイ・フレーズ”です。全体的にバランス良く叩けるように練習しましょう。Ex-3iはリズム・パターンからディレイがかかるように8分での消えかけるフレーズです。こちらも均等に小さくなっていくように心がけましょう。

最後に

いかがだったでしょうか。最後は少し難しかったと思います。しかし、今回取り上げたフレーズ以外にもまだまだいろいろとありますので、自分でフレーズを考えてみたり、今回の紹介したものをアレンジしてみたり、新たに探して練習していくと良いと思います。ありがとうございました。

粟野昌良 プロフィール

mi_dm_2012_10_instructor14歳の時、同級生の原田雅充の影響を受けドラムを始める、高校卒業後MIジャパン名古屋校へ入学。在学中から、多数のミュージシャンとのセッションを経験。自身のバンド「DayLight Ferver」では、’07年1月PS2ゲームソフト「ドラゴンシャドウ・スペル」のOP曲・ED曲を務め、メジャーデビューも果たす。

本記事について

本記事は『リズム&ドラム・マガジン2012年10月号』掲載のページを転載したものです。

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