3連符の4つ割りを用いたエクササイズ!/MI Japan ドラム・クリニック

MI JAPANドラム・クリニック by 玉田裕 2012年1月13日

LAハリウッドに本校を構える世界最大級のミュージック・スクール、Musicians Institute(MI)と直結した独自のカリキュラムで充実した授業を行い、数多くのミュージシャンを排出しているMIJAPAN。経験と実力を兼ね備えた講師陣のレッスンが魅力の本校レギュラー講師が、その授業の一部を誌上クリニックとして公開するこのコーナー。今月はMI JAPAN大阪校講師の玉田裕氏が、3連符の4つ割りを用いたエクササイズをレクチャーする。日頃、MI JAPANでどのような授業が行われているかを体験しつつ、とりかかってみよう。

はじめに

みなさんこんにちは。MI JAPAN 大阪校PIT科講師のTamaryangこと玉田裕です。初めてこの企画に登場させていただきます。

今回は”3連符の4つ割り”に焦点を当てたエクササイズをやってみたいと思います。僕が最近よく演奏する”プログレ”というジャンルでよく出てきますが、それ以外にもたくさん使いどころはあると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。さっそくLESSON1から始めてみましょう。

 

 

 

【MI×ドラマガ】OPEN HOUSE/玉田 裕

LESSON1

まず”3連符の4つ割り”について説明しましょう。一般的に3連音符はメトロノームなどに合わせて4分の位置にアクセント、つまり音符3つごとにアクセントが用いられることが多いかと思います。今回の”3連符の4つ割り”は、3連符のリズムの上に音符4つごとのアクセントを用いたものです。考え方としては、拍子が4分の4拍子とすると、1小節の中に3連符は12個ですが、一般的に3音×4回(拍)と捉えるものを、ここでは4音×3回と捉えます。感覚をつかむまでは難しいかもしれませんが、まずは慣れるまでトレーニング・パッドなどでしっかりとアクセントが叩けるように練習しましょう。

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ではEx-1aを見てください。4分のアタマにアクセントがくる、つまり3つごとにアクセントがくる3連符と、今回のテーマでもある、4つごとにアクセントがくる3連符を交互に練習してみましょう。気づかれた方もいるかもしれませんが、4つ割りの方のアクセントの位置は4拍3連の位置にきます。メトロノームを4分で鳴らし、左足で4分を踏みながらしっかりアクセントが叩けるように練習しましょう。

Ex-1bはアクセントをスネア・ドラムからフロア・タムに移動して演奏します。手の移動が出てくるので遅れないように注意しましょう。

Ex-1cはアクセントの位置にバス・ドラムが入ります。このときもしっかりとハイハットで4分音符を踏めるようにしましょう。

Ex-1dはアクセントをシンバルに変えたパターンです。今回は音がわかりやすいようにライド・シンバルを使用することにしました。Ex-1a〜Ex-1cのすべての動きが含まれています。慣れるまで繰り返し練習しましょう。

LESSON2

LESSON2では、LESSON1で練習したことを発展させていきましょう。

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Ex-2aはEx-1dの手順をシングル・パラディドルの手順に置き換えました。2小節で手順が戻ってくる形となります。右手でのアクセントは同じくライド・シンバル、左手でのアクセントはクラッシュ・シンバルで慣れるまで繰り返し練習しましょう。

Ex-2bはEx-1dの最後の2音をダブルにした形、そしてEx-2cはアクセント以外の3音をダブルにしたフレーズです。アクセントとアクセントの間に6連符が入った形ですが、続くEx-2dとは6連符の位置が1つずれています。間違えないように注意してください。

Ex-2dは今回のテーマからは外れていますが、頻繁に用いられるフレーズですので、これを機会に練習してみましょう。一般的によくポップスなどで見かけられることが多い1拍半フレーズですが、8分のリズムの上に乗った6連符になっています。Ex-2cを含め、今回出てくるフレーズはすべて3連符にの上に乗っているので、もしメトロノームなどをお持ちの方は、3連符を鳴らしながら練習するのも良いと思います。

Ex-2eは間の6連符をパラディドル・ディドルに変えてみました。元となる手の動きをEx-2fに記しましたので、確認しながら練習してみましょう。

Ex-2gは左手からのダブル・パラディドルです。こちらはEx-2hが元となる動きです。慣れてきたら、ここで紹介した以外の手順でも練習してみましょう。

LESSON3

LESSON3では、この”3連符の4つ割り”を使った曲を1つ挙げたいと思います。

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プログレッシヴ・バンド、NOVELAのセカンド・アルバム『In The Night』に収録されている「ヒドラ伯爵の館」のちょうど3分を超えたあたりからの2小節ごとのフレーズです。ドラムのフィルが連続して出てくる中にEx-3が使われています。今回の4つ割りのフレーズはこの曲では1度しか出てきませんが、その前の小節の1拍半フレーズからの流れで使っているのがポイントだと思います。ぜひ、チャレンジしてみてください。

最後に

みなさん、いかがでしたか? 曲中で頻繁に使えるフレーズとはなかなか言えないと思いますが、うまくハマればパンチの利いたおいしいフレーズになると思います。アクセントの位置をズラしてみてもカッコいいフレーズになると思いますし、テンポにもよりますが、6連符の中で使ってみても良いでしょう。

上の動画も併せてチェックして練習してみてください。アレンジ次第で変化していく無限大の可能性を秘めたフレーズだと思います。ありがとうございました。

Tamaryang/たまりゃん/玉田裕(タマダ ユウ)プロフィールmi_dm_2012_01_instructor

16歳から大阪を中心にライブハウスで活動を始め、数多くのバンドを経験後、2006年東京にて、五十嵐”Angie”久勝氏(NOVELA、SCHEHERAZADE、Nuovo Immigrato、他)に出会い、関西、関東を中心に活動。バンド、講師業の傍ら、さまざまなメジャーアーティストを迎えイベンターとしても活躍。現在は五十嵐Angie久勝氏のソロプロジェクト『ElasticTone』のドラマーとして活動。

■本記事について

本記事は『リズム&ドラム・マガジン2012年1月号』掲載のページを転載したものです。

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