“ハイハット・アクセント”を用いたエクササイズ!/MI Japan ドラム・クリニック

MI JAPANドラム・クリニック by 植村慎太郎 2013年7月13日

こんにちは、MI JAPAN 大阪校の植村慎太郎です。今回はハイハット・アクセントを使った練習法を紹介します。普段何気なく叩いているハイハット、そこから溢れるアイディアもあります。ここではそのほんの一部を紹介します。単純なテクニックの練習としてはもちろん、音符を捉えてしっかりしたビートを叩くための練習としても使えますので、ぜひ挑戦してみてください。

LESSON1

まず、Ex-1a ~ Ex-1d をご覧ください。ハイハットのアクセント(片手)のみのシンプルなものになっています。まず、このフレーズを叩く前に口ずさんでみましょう。アクセントを“ タ”、それ以外を“ ツ” にすると言いやすいです(Ex-1a なら“ タツツツ”、Ex-1b なら“ ツタツツ” という感じに)。

これがクリックと合ってからエクササイズを始めると短時間で大きな効果が得られますのでオススメです。テクニック面のポイントとしては、無理にアクセントを大きくしようとするのではなく、アクセント以外をチップで小さく叩くことを意識してください。アクセントの部分は無理に強調しようとせず、ハイハットを斜めから軽く叩くだけでも際立ちます。慣れるまで繰り返し練習してみてください。

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LESSON2

では次に、先ほどのハイハットのアクセントを交えながら、ドラム・セットを使ってビートを叩きましょう。Ex-2a〜Ex-2dは、LESSON1のハイハット・アクセントのフレーズ(Ex-1a〜Ex-1d)にスネアとバス・ドラムを入れた形になります。Ex-2e、Ex-2f は、前出のフレーズを応用したものになっています。急に速いテンポから始めずに、BPM = 60 から始めてアクセントを叩いたときのスネアとバス・ドラムの兼ね合いを確認しながら演奏してください。少しでも力が入ってしまうとビートは綺麗に叩けないので、力まずに自然に叩けるようになるまで続けてください。動きに無駄がなくなったら、BPM = 100で叩けるように練習してください。今回はハイハット・アクセントに重きを向けた譜面となっているので、スネアとバス・ドラムはシンプルなフレーズとなっていますが、慣れてきたらバック・ビートをズラしてみたり、バス・ドラムを16 分音符でドドッと踏んだりして遊んでみてください。

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LESSON3

LESSON3 では、ハイハットをさらにアクセントで聴かせるフレーズを叩きましょう(Ex-3a〜Ex-3f)。LESSON2 で演奏したアクセント(Ex-2a〜Ex-2f)をハイハット・オープンに、そしてバス・ドラムもアクセントに合わせたビートになっています。このような細かいフレーズは、気を抜いてしまうと雑になりがちです。クローズさせるときは左足をバス・ドラムと同じくらいの強さで踏むとちょうど良いかもしれません。そして16 音符を強く意識してください。ハイハット・オープンからクローズしたときの残響を後に持ち越さないことが大事です。また、ハイハットのオープンは、無意識に力を入れてしまいがちですので、どうやってもうまくいかない! という方は、スティックをハイハットに“置く”と考えると良いと思います。

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LESSON4

最後に、頭の体操も兼ねて、ポリリズムを取り入れてみましょう(Ex-4a)。ハイハット・オープンとバス・ドラムが16 分音符3 つぶんで進行しているので、3 小節区切りのフレーズとなります。いきなり演奏するのが難しい場合は、ハイハット・オープン(アクセント)をなしにして、バス・ドラムのみをポリリズムの進行にして練習してみてください(Ex-4b)。バス・ドラムの位置に慣れたら、次は“1、2、3、4” とカウントをしながら演奏してみましょう。カウントしているとき、特にバス・ドラムがどこを踏んでいるのかを気にしてください。そして、このようなフレーズになると、ハイハットに注意がいき過ぎてスネアが弱くなりがちです。音量や叩く場所共に狂わないように気をつけましょう。

いかがだったでしょうか? このような右手を“ いじめ抜く” 練習をすると、金モノの音のキレが段違いに良くなりますので、ビートの強化にもうってつけです。さらに、一言に“ ハイハット・アクセント” と言ってもいろいろな種類があります。

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今回紹介した練習をもとに、オリジナリティ溢れるカッコいいフレーズをたくさん生み出してもらえたら幸いです。フレーズを作るヒントは今まで自分が聴いてきた音楽の中に隠れています。これまで何とも思わず聴いていた曲や、ドラムが入っていない曲からも見つけることができます。いろんなところに情報は転がっていますので、いろんな音楽に興味を持って、視野を広げていってください。バンド・メンバーや周りから一目置かれる……そんなドラマーを目指して一緒に頑張りましょう! ありがとうございました。

本記事について

本記事は『リズム&ドラム・マガジン2013年7月号』掲載のページを転載したものです。

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