“ドラム・ソロ”はじめの一歩!/MI Japan ドラム・クリニック

MI JAPANドラム・クリニック by 雑賀泰行 2013年6月13日

みなさん、こんにちは。MI JAPAN 東京校PIT講師の雑賀泰行です。今回紹介させていただくのはドラム・ソロの練習方法です。ジャズなどでは、4 バースでかけ合いをやったり32 小節のソロをやったりと多く出てきますが、ドラム・ソロをやる機会が少ないロック・バンドやフュージョンなどでソロをする場面に遭遇したときに、うまくできなかったという方も多いのではないでしょうか? オープンマイクのセッションなどに参加されている方で困っているドラマーもいると思いますので、今回はそういった方々に参考になる練習方法を紹介させていただければと思います。ここでは僕が考えたドラム・ソロのレベル“1 〜2”まで紹介します。ちなみに、ここMI JAPAN ではレベル6 までやっています! 

LESSON1〜LEVEL1-1〜

最初に、2 拍のモチーフを1 つ決めます。まずここではEx-1a のようなフレーズにしてみました。手順は右手スタートのオルタネートでやってみましょう。もし、ここでつまずいてしまう方は、Ex-1b のように、まずスネア・ドラムの上で練習してからEx-1aの練習に取りかかりましょう!

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LESSON2〜LEVEL1-2〜

次に、2 拍のドラム・ソロに使えそうなフレーズを4 つ(Ex-2a 〜Ex-2d)挙げます。ここで作ったフレーズはEx-1a の後に続けて叩くフレーズとなります。ここですが、自分でこの2 拍フレーズを作る場合、ドラム・ソロに重要な5 つ“ グルーヴ、テクニック、ダイナミクス、サプライズ、シェイプ”の要素が入っているとなお良いと思います。

まず、Ex-2a はシングル・パラディドルです。アクセントも1 つ目についており、スネア・ドラムのみで行います。

続いてEx-2b はクロス・スティッキングです。実際に手順を追ってみるとわかると思いますが、左手が右手の上をいかないと、引っかかって叩けなくなってしまいます。車の免許を持っている方は車の運転で左に回るときのような感じをイメージすると覚えやすいかもしれません。

そしてEx-2c はパラディドル・ディドルです。初めの2 つの音にアクセントをつけて叩いてみてください。

最後にEx-2d は32 分音符のタム回しです。手順はシングル・ストロークです。テンポが速くなっても音がクリアに出るように練習しましょう! “どのフレーズもうまくいかない”という場合は、スネア・ドラムだけでゆっくりと練習してみてください。スネア・ドラムの上でスムーズにできているフレーズは、タムなどに移動してもうまくいきやすいものです。

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LESSON3〜LEVEL1-3〜

LESSON3 では、前述の4 つのフレーズを続けてEx-3 のようにやってみましょう! もちろんですが、順番を間違えずに集中して叩いてください。集中力をつける練習にもなります。慣れてきたらダイナミクスをつけてやってみましょう! ソロ時のアドバイスですが、ロックのドラム・ソロなどでよく見かけるのは、「ハイ! ドラム・ソロ!」という状況なのに、1 〜2 小節何を叩いていいかわからずにリズム・パターンを叩いてしまうパターンです。リズム・ソロをやるつもりなら構いませんが、これではどこからドラム・ソロなのかあやふやになってしまうし、“ 歌モノなどで使うフィルインを連続しているだけ” に陥って、しかもそのフレーズすらなくなるとリズムに戻ってしまうということになりかねません。最初は犬かき状態でも何でもいいのでジャストで泳ぎ始めることが大事です。でないと、お客様の前でさらに焦って溺れてしまいます(笑)。まずソロ開始の小節のアタマからジャストでキチンとフレーズを叩き始めましょう! 練習ではこの4小節をリピート! スティーリー・ダンの名盤『彩(エイジャ)』の「ブラック・カウ」に合わせて4 小節をリピートして叩いてみるのも良いですよ。

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LESSON4〜LEVEL2〜

ここまでできたら最後に、どんどんフレーズを増やしていきましょう! “ はじめに” でも触れましたが、僕の場合、これまでに紹介した3 つがレベル1 です。ここは少し難易度が上がりレベル2になります!

まずEx-4a ですが、手順はパラディドルですが、1 つ目と2 つ目のアクセントはバス・ドラムとシンバルが入ってきます。突っ込み気味にならないように注意しながらやってください。

続いてEx-4b は、ダブル・ストロークを使ってのクロス・スティッキングです。最後のスネア・ドラムのアクセントがきっちり入るように練習しましょう。

Ex-4c は、ブロークン・ダブルを使ったフレーズです。トニー・ウィリアムスなどがよく使うフレーズで、きっちり6 連符を感じてできるようにしてください。

Ex-4d は、とてもよく耳にするフレーズです。ここでは手順をオルタネートで練習しましょう! 左手とバス・ドラムがきっちり合うように練習しましょう。

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いかがでしたでしょうか? 今回ここで紹介したフレーズができるようになったら、このフレーズを基本に、途中アドリブで“ 自分なりの歌い方”でどんどん叩いてみてください。そしてもしフレーズに詰まってしまったら、ここで紹介したところに戻ればいいんです(笑)。例えばフレーズの中での2 拍をあるときには2、3、4 回……と繰り返しても良いかもしれません。とにかく今日ここで紹介したフレーズを習得すればソロを叩き始めることは可能だと思います。みなさん! ぜひ「ドラマガ見ましたよ!」なんて言って気軽に学校に遊びにきてくださいね! いつでもお待ちしております!

本記事について

本記事は『リズム&ドラム・マガジン2013年6月号』掲載のページを転載したものです。

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