ヒップホップの名曲を生演奏で再構築するインストバンド、RF

TUNECORE JAPAN的音楽活動のススメ。 by TUNECORE JAPANスタッフ 2014/02/28

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こんにちは! 今週の音楽のススメは筆者もイチオシのジャズトリオRFをご紹介します。ギタリスト成川正憲が率いる六弦倶楽部と、DJ兼コンポーザーであるFarahのタッグで生まれた「ヒップホップ・カバー」という斬新な音楽スタイルに迫ります。

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RFはギター成川正憲、ベース板谷直樹、ドラム鈴木郁の「トリオ・バンド」と、それを支えるプロデューサーFarah、サウンド・エンジニア澤田悠介の5人で構成されるグループです。2009年から活動を始めた彼らはこれまで5枚のアルバムを世に送り出し、そのどれもが国内外から高い評価を得ています。昨年3月にはDE DE MOUSE主催のnot recordsからコラボ作品が配信され、チューンコアジャパンのウェブサイトでも紹介させて頂きました(http://www.tunecore.co.jp/news/24)! 今回はバンドの核とも言えるプロデューサーのFarahさんにお話を伺いました。

RF結成以前、Farahさんはもともとレコード屋で働いていたそうですが、自分の理想に合った音楽をつくろうと思い立ちました。 そんなとき、知り合いを通じてたまたま成川さんのバンド「六弦倶楽部」のライブを聴く機会があり、海外で勝負したい! という思いで互いに意気投合しました。

「ヒップホップ世代に刺さるジャズ」というコンセプトは、タワーレコード渋谷のバイヤーさんが付けてくれたといいます。ギター・トリオのサウンドで世界中の人が興味を持ってくれる、注目してくれる曲はなんだろうと考えていたところ、たまたまキューバでもJay Zが人気だという記事を読み、ヒップホップの生バンドによるインストカバーに可能性を見いだしたそうです。

「ヒップホップも、ジャズやソウルといったさまざまなジャンルの楽曲をネタに使っているので、自分達もそういうものをサンプリング・ソースにして人間の生演奏でやればおもしろいんじゃないか?」というアイデアが原点にあり、あらゆるジャンルの楽曲を元ネタに使ってしまうヒップホップの自由なマインドに惹かれているといいます 。

初期の活動ではその感覚をなかなか共有できず、メロディーを繰り返し弾くことが重要だと理解してもらうまでには時間がかかったそうです。
「ミュージシャンはどうしても変化を入れたがるので『そこはステイして下さい!』とお願いしたりしました(笑)」。
アルバムのリリースを重ねるうちに、どんどんと イメージを共有できるようになり、「生演奏によるループ」というテーマに関してバンドの理解が深まっていったといいます。

「うちには基本的に『提案を否定しない』というルールがあるんです。」と話すFarahさん。リハでもなにかアイデアがあったら、とりあえずやってみて、フィードバックをもとに改善を重ねていくのです。

ギターの成川さんが使っているのはVestax製のエレガットギター。17~18年前に製作されたもので、今やDJ機器でお馴染みのVestaxが楽器を扱っていた時代の代物だそうです。この進化系が現在のCrewsのEG-1500に。 中古で手にいれたそうですが、なんと偶然にも以前の持ち主が知り合いだったということで、「いろいろな意味で出会いを感じる愛器」だそうです!

ベースの板谷さんが使っているのはMike Lull V5とFender PBの80年代物。楽曲も、このベース本来の音を活かしたシンプルで迫力のサウンドに仕上がっています。
ドラムの鈴木さんが使っているのはラディックのオールド、ライドがジルジャンのコンチタンノープルの第一期モデル、ハイハットも同じくジルジャンのオールド、クラッシュがアメリア、もう一枚のクラッシュがセイビアンと、それぞれこだわったためにメーカーがバラバラになったとのこと。
録音当日は同じ楽器を使っていますが、スネアの上にジャンべの響き線を置いたり、バスドラのフロントをわざと緩ませてバズ音を作ったり、楽しみながら工夫しているそうです。

プロデューサーであるFarahさんも、ライブでは時折RolandのSP-404というサンプラーを使って参加しています。演奏に変化を加えたり、色合いを出したり、クラブ寄りのサウンドを作ったり、さまざまな試行錯誤を重ねています。

エンジニアの澤田さんは、バンドがいつも同じ環境で演奏できるようにバックステージからRFサウンドを支えています。基本的にはレコーディングに携わっていますが、現場ではPAもこなし、野外で演奏する時にも活躍しているそうです。「外の現場を回っているときにメンバーのことを一番把握している人が一緒にいるとやりやすいですね」と、Farahさんにも頼りにされています!

そんなRFですが、今年の6月には新しいアルバムのリリースを予定しています。 全曲ヒップホップ・カバーの「Fill the bill」から心機一転、フリージャズやスピリチュアル・ジャズのようなものにも挑戦しているそうです! レコーディングはスタジオではなく、空間の広いところで一発録りをする予定。なんとアルバムのリリースに合わせてロンドンでの公演も予定されています! YouTubeでも海外からの反応が多く、これから世界での活躍に注目ですね。

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