第12回:意外な楽器達人たち〜進撃の美人編〜

超絶スーパーテク大全 by やまもとげんたろう 2013/09/16

前回に続いて「意外な楽器達人」を紹介しようと思います。前回は定番モノ&筆者の個人的嗜好でずいぶんオヤジくさくなってしまいましたが、今回はガラッと雰囲気の違う人物です。まずはこの動画をどうぞ。

ネオ・クラシカルの旗手にして、速弾きギターの代名詞とも言えるイングヴェイ・マルムスティーンの代表曲「ファー・ビヨンド・ザ・サン」(アルバム『ライジング・フォース』収録)です。

クラシカルかつ情感あふれるメロディと劇的な展開で、多くのギター・キッズを魅了している1曲でもありますが、いかんせんスウィープ奏法を始めとする様々なテクニックはかなりの難関。コピーに挫折した人も多いでしょう。その難曲を、スムーズに弾きこなしているこの女性とは……。

 

実は彼女、2009年にデビューした韓国のガールズ・グループAFTERSCHOOLのメンバーであるイヨン(E-Young)さん。2011年には日本デビューも果たしているので知っている人も多いかと思いますが、普段はこんな感じです。

まあなんとも雰囲気が異なりますが、そのギャップもまた彼女の魅力のひとつと言えるでしょう。先のギター動画がきっかけとなり、ギター・マガジン2013年9月号ではマーティ・フリードマンとの対談も実現しましたが、彼女のギター・テクニックと音楽に対する真摯な姿勢にマーティも随分と魅了されていたようです。

 

ところで、これだけなら「まあ、ギター、うまいよね」で終わってしまう人もいるかと思いますが、今回のテーマは「意外な楽器達人」。当然イヨンさんのすごさはこんなものではありません。

こちらは、イヨンさんがリンキン・パークの「フェイント」(アルバム『メテオラ』収録)のドラム・パートを演奏している動画。華奢な身体からは想像もつかないほどパワフルなサウンドで、何年経ってもイングヴェイが弾けず、ドラムは一切できない筆者などは嫉妬を通り越して完全に白旗です。

さらに! 筆者の最後の心の拠り所であるベースでも、彼女はスゴイんです! 韓国のテレビ番組に出演した際には、マーカス・ミラーの「ラン・フォー・カヴァー」(デイヴィッド・サンボーン『ストレイト・トゥ・ザ・ハート』収録)を演奏。小気味良くスラップをバシバシと決めていました。

 

それもそのはず、彼女はマーカス・ミラーやカシオペアなどに大きな影響を受けているそうで、現在在学中の大学でも専門的にベースを勉強しているのだとか。他にも、ピアノ、チェロ、フルートなども堪能だそうで、まさに楽器達人!

しかもルックスも良く歌って踊れる……。はあ、天は何物を彼女に与えたんでしょうね。最後は、そんな彼女の才能が凝縮されたこの動画をどうぞ。行く行くはソロ作品のリリースやAFTERSCHOOLの音楽制作などでもその才能が発揮されるかもしれませんね。

 

<おまけ>

全然関係ありませんが、イヨンさんの動画を何回も観ているうちに、逆にふと美人だけどまったく楽器が弾けないというこのビデオを思い出しました。ロバート・パーマーの「恋におぼれて(Addicted To Love)」(『リップタイド』収録)です。

当て振りなのは重々承知ですが、楽器の持ち方ひとつでも経験の有無ってわかるもんですね。それも含めて素晴らしいビデオですけど。続編の「この愛にすべてを(Simply Irresistible)」(『ヘヴィ・ノヴァ』収録)もオススメです。

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ギター・マガジン2013年9月号

雑誌
ギター・マガジン2013年9月号

定価
980円(本体933円+税)
仕様
ギター・マガジン誌上初、韓国人女性ギタリストが登場! その名も、イヨン!! K-POPユニットAFTERSCHOOLのメンバーにして、進撃の美人「イヨン」と、お馴染みマーティ・フリードマンによる奇跡の対談が実現。 マーティもタジタジの、激アツ・ギター談義に感涙。AFTERSCHOOLファンもメタルヘッズも必読だ!

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