第10回:超絶特殊奏法~叩き系アコースティック・ギタリスト編

超絶スーパーテク大全 by 熱血ギター仙人 2013/07/30

ギターは弦を弾(はじ)いて音を出すものですが、弦を叩くことでも音を出すことができます。編集部から“超絶特殊奏法のギタリストを”というお話をいただきましたので、今回は“叩き系”の超絶アコースティック・ギター・プレイヤーにスポットを当ててみましょう! 

弦やボディを華麗に叩く超絶ギタリストたち

考えてみれば、ピアノもピアノ線を叩いて音を出しているわけですし、専用のスティックで弦を叩いて音を奏でるハンマー・ダルシマーやツィンバロム、揚琴といった打弦楽器もあります。弦を叩くのは斬新なテクニックのように思われますが、実は古代・中世から行なわれていた奏法なんですね。

マイケル・ヘッジス

超絶特殊奏法のギタリストとして、まず思い浮かべるのがマイケル・ヘッジス。昨今の“叩き系”ギタリストのルーツと言っても過言ではないでしょう。ハーモニックスや変則チューニング、特殊奏法を駆使した美しい音楽は、ジャンルを越えて数々のギタリストを虜にしてきました。交通事故により43歳の若さで亡くなったのは何とも惜しまれます。

プレストン・リード

プレストン・リードも“叩き系”のギタリストとして知られているひとりです。キャリアも長く、70年代末から活動しています。ボディの打音を織り交ぜたメロディアスでパーカッシブなプレイが素晴らしいですね。まるでカホン(箱型の打楽器)と共演しているような演奏です。

カーキ・キング

カーキ・キングは何度か来日を果たしている女性シンガーソングライター。まるでギターをパーカッションのように叩きます。彼女はもともとドラマーだったそうなので、それもうなずけるところ。力強い演奏だけでなく、キュートなルックスも魅力的! フー・ファイターズのアルバムに参加したり、映画音楽を手がけるなど、活動の幅も広げています。

エリック・モングレイン

エリック・モングレインはカナダ出身の若手ギタリスト。普通にギターを抱えて演奏することもあるようですが、ラップ・スティール・ギターのように膝にアコースティック・ギターを寝かせて弾くスタイルが彼のトレードマーク。2007年にはゴンチチのライブのゲストとして初来日を果たしています。

押尾コータロー

弦やボディを叩く奏法は昔からありましたが、どうしても限られたアコースティック・ギター・プレイヤーによるマニアックなテクニックという印象は否めませんでした。しかし、少なくとも国内においてその奏法をポピュラーなものにしたのは、間違いなく押尾コータローでしょう。メロディアスで爽やかな作風も彼の持ち味です。

雅-MIYAVI-

パーカッシブで激しいプレイが特徴のボーカル・ギタリスト、雅-MIYAVI-。奏法としてはベースのスラップ弾きに近い感じで、実にパワフル。

ギターのドラム・スティック弾き

どうせ叩くのならいっそのことドラム・スティックで……。実は私もライブでやったことがあります。うまくやればメロディを奏でることもできますが、やりすぎて楽器を痛めないように気を付けましょう(笑)!

関連製品
MIYAVI  Slap The Beat.

ムック
MIYAVI Slap The Beat.

定価
2,940 円(本体2,800円+税)
仕様
AB判/112ページ/DVD付き →スラップ奏法による唯一無二のサウンドと、観る者の心を鷲掴みにする圧倒的なパフォーマンスによって、国内のみならず海外のオーディエンスも熱狂させるギタリスト、MIYAVIのプレイ・スタイルに深く迫る、アーティスト・ブック。「WHAT’S MY NAME?」や「Ahead Of The Light」などのギター・スコアをはじめ、インタビュー、グラビア、ライヴ写真、機材紹介なども掲載。SAMURAIの流儀に迫る渾身の1冊。
発売日
ON SALE

本書の詳細を見る Amazonから購入

TUNECORE JAPAN