第7回:超絶ライトハンド&タッピング・ギタリスト!

超絶スーパーテク大全 by 熱血ギター仙人 2013/06/12

80年代に一世を風靡したライトハンド奏法。ライトハンド奏法とは右手で弦を叩く動作と、左手のハンマリングorプリングを組み合わせる奏法のことで、70年代にジェネシスのスティーヴ・ハケットが始めたと言われています。その後、エディ・ヴァン・ヘイレンがギター・プレイに大胆に取り入れたことで、一気にポピュラーなものになりました。

エディ・ヴァン・ヘイレン(ヴァン・ヘイレン)

 

ジェフ・ワトソン(ナイト・レンジャー)

 

エディによって確立されたライトハンド奏法は、その後も発展を続けていきます。右手で指板を叩いたあとにスライドさせるテクニックや、右手の2本指を使うものなど、さまざまな応用技が登場しましたが、究極のライトハンド奏法がこの8フィンガー奏法でしょう! 左手人差指~小指の4本と右手人差指~小指の4本による計8本の指を駆使した強力技です。ナイト・レンジャーはジェフ・ワトソンとブラッド・ギルスのツイン・ギター体制で、レス・ポールを持ったギタリストがジェフ・ワトソンです。ナイト・レンジャーの永遠の名曲「ロック・イン・アメリカ」のソロのハイライトでジェフは8フィンガーを使っています(2分35秒付近)。

 

ライトハンド奏法とタッピング奏法の違い

 

スタンリー・ジョーダン

 

ライトハンド奏法とタッピング奏法は、今では一緒に語られているような感がありますが、私がギター・キッズだった頃(80年代)はわりと明確な線引きがありました。ライトハンド奏法は左手のハンマリングorプリング+右手の動作なのに対し、タッピングは左手or右手の打音だけで演奏するというもの。そのタッピング奏法の第一人者がこのスタンリー・ジョーダンです。

 

高崎晃(ラウドネス)

 

日本が世界に誇るギタリスト、高崎晃もライトハンド奏法を得意としています。ライトハンドやタッピングはソロやフィルインで使用する傾向がありますが、この「S.D.I.」では何と分散和音のバッキングをタッピングで行なっています。両手をネックの上に突き出すフォームも斬新で(1分02秒付近)、これには当時(80年代終わり)ぶったまげたものでした。

 

バケットヘッド

 

一時期、ガンズ・アンド・ローゼズに参加していたこともあるバケットヘッドもライトハンド&タッピングの達人です。彼の場合はルックスどおり、やや特殊というか、超人的な変態タッピング・プレイが特徴。強烈!

 

おまけ:タッピングでスーパーマリオ。それも2本同時演奏!

 

タッピングは弦を叩いて行う奏法なので、鳴らす弦を左指で押弦しているだけでは、どうしても叩いた弦以外の音もノイズとして鳴ってしまう傾向があります。そのためタッピングをしている時は、押弦している指、叩いている指以外の指や手の側面で弦をミュートすることが求められるのですが、ネックに布やヘアバンドか何かを括り付けておくと、ミュートを気にせずにタッピングすることができます。こちらはそのようにしてスーパーマリオ・ゲームのテーマ曲を演奏したもの。しかもギター2本同時演奏! オドロキ!!

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