第3回:古今東西のスウィープ名人たち(後編)

超絶スーパーテク大全 by 熱血ギター仙人 2013/04/23

第2回につづき、「スウィープ名人」を紹介。“sweep”とは英語で“掃く”の意味で、弦上をまさしくピックで掃いているように見えることから、このように名づけられました。このピッキングの利点は高速で弦移動できることです。この超絶技の名人として、前回はイングヴェイ・マルムスティーン、スティーヴ・ヴァイを紹介しましたが、ハードロックやヘヴィメタル以外のジャンルにもスウィープ名人はたくさんいるのです。

まだまだいますよ、スウィープ名人

▲スウィープを多用しているが8:44あたりがハイライト

 スウィープと聞いて、個人的に思い出すのがフランク・ギャンバレ。80年代後半~90年代初頭のギター専門誌『ギター・マガジン』でもよくフィーチャーされていました。フュージョン畑ならではの知性を感じさせるフレージングが特徴で、わりとソロのハイライトでスウィープを決めている気がします。アイススケートの4回転ジャンプみたいな位置づけですかね?

 

▲3:26あたり。スウィープはメタルの専売特許ではないんですねー。

スウィープ・ピッキングは80年代後半に注目された感がありますが、奏法としては昔からあったものだと思います。指板を縦横無尽に駆け巡るフィンガリングと速弾きで知られるジャズ・ギタリスト、タル・ファーロウの昔の映像を見ると、スウィープ的な動きがちらほら。スウィープ・ピッキングはもともと分散和音が発想の原点なので、ビバップ・フレーズとの相性は抜群。歌心あるフレージングが実に素晴らしい!

 

▲いきなりのスウィープ・スタート!

というわけで、日本代表のKelly SIMONZ。アメリカ時代が長かったKellyが、NAMM2013でアメリカ人相手に魅せた怒濤のプレイ。ちなみに、世の中にはスウィープ・ピッキングを取り上げたギター教則本もいくつかありますが、その中でもとっておきなのがこのKelly SIMONZによる『超絶ギタリスト養成ギプス 天下無双の教速DVD編』(リットーミュージック刊)。“弾けるもんなら弾いてみろ”的な驚速プレイが目白押しなので、猛特訓を積めば、あなたもスウィープ名人になれるかも。極めに極めれば、ポール・ギルバートの域まで辿り着けたりして!?

 

▲ポール・ギルバートの歯スウィープ!

 ▲こちらはなんと、お尻スウィープ!!

(注:ポールはスウィープの達人ですが、 この映像ではルーパーを使っているみたいですね)

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