
コラム
ネットと音楽、いまとこれから
音楽家に「インターネットというコミュニケーションのインフラをどのように捉えて活用しているのか」を聞くインタビュー
-
Music Discovery=その時にマッチする曲を見つけることが音楽産業発展につながる―Spotify日本代表取締役 ハネス・グレー
今回はSpotify日本代表取締役のハネス・グレーさんにインタビューを行いました。ハネスさんとは、昨年末に恵比寿で行われた一般社団法人ミュージック・クリエイターズ・エージェント(MCA)の永田純さんが主催したイベント「YOAKE」でお会いし、Spotifyの日本での立ち上げを準備されていると聞いていたので、今回は日本での活動も含めて、音楽ストリーミング配信サービスとしての考えを伺ってみました。
ドミニク・チェン 2013/12/10
-
音楽作品を、「教育」に配慮して批評するメディアが必要―原雅明
今回は原雅明さんにインタビューを行いました。原さんはあらゆる音楽ジャンルを横断しながらプロデューサー、キュレーター、ライター、レーベルオーナーといった仕事を展開し、DublabやLow End Theoryといったアメリカ西海岸の先鋭的な音楽カルチャーを日本に紹介し続けています。著書『音楽から解き放たれるために―21世紀のサウンドリサイクル』(フィルムアート社、2009)の中で2000年代を通して変容し続ける音楽シーンを論じ、同時にオルタナティブな音楽の在り方をさまざまな企画を通して実践しています。私は原さんとINTO INFINITYというCCライセンスが関連したプロジェクトで協同させて頂いて、その後CLOUDというSoundCloudを活用したリミックス企画でもご一緒しました。今、一番聞きたいことを原さんにお尋ねしました。
ドミニク・チェン 2013/08/12
-
自由の中から産まれるアイディアを大事にする – Shing02(後編)
Shing02さんの回、前半はインターネット上での自身の活動でどんな展開が生まれていったかを聞きました。後半は、創作活動への規制に対する考えや今後の展望を伺います。Shing02さんはリスナーも巻き込んでの「議論」が必要だと言います。
ドミニク・チェン/photo: El-Curinho 2013/06/26
-
ステージ外でも新しいこと、実験的なことは常にやろうと思っている – Shing02(前編)
今回は、日英のバイリンガルMCであり、映像のディレクター、プロダクト・デザイナー、音楽機器の発明家、そしてアクティビストとしても縦横無尽に活動されているShing02さんにお考えを伺うことができました。
ドミニク・チェン/photo: El-Curinho 2013/06/25
-
聴く対象は人間であることを強く感じて音楽をつくるのが大切 – Fumitake Tamura(Bun)(後編)
前回に続いて、Fumitake Tamura(Bun)さんにお話を伺います。ネットにより、いままで難しかったコラボレーションが容易になったことで生まれた考えや未来の創作活動への展望、そして音楽を志す方への思いを聞きました。
ドミニク・チェン 2013/05/29
-
「音質や技術が高い=良い物」という価値観の図式は以前ほど重要でなくなっている – Fumitake Tamura(Bun)(前編)
ネット上で、CCライセンスやその他の方法で作品をオープンなかたちで公開している音楽家にインタビューしていく本連載。第1回はBunさんに話を聞きました。
ドミニク・チェン 2013/05/28