第8回:多胡邦夫インタビュー(後編)〜とにかくメロディが太い、輪郭が太い歌を作ろうとしている

WEB版 職業作曲家への道 by 聞き手:山口哲一 2013/10/24

あの名曲の数々はいかにして生まれたのか? 多胡邦夫さんの作曲法の秘密に迫ります。そして、多胡さんが高崎に準備中の市営レコーディングスタジオとは?

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多胡邦夫さんインタビューの後編では、ちょっと特殊な曲の作り方から始まって、良い曲の定義や良い曲の探し方、これからのバンドマン支援の方策についてまで、貴重なお話を伺うことができました。社会起業家的な視点の高さは、これからの音楽業界にとっても大切なものだと思います。

2系統の曲の作り方

山口 後編では、まずは創作方法の話からしていきたいと思います。多胡さんは、現代の作曲家には珍しくDAW等は使われないそうですね。

多胡 僕もDAWにトライしようとしたことは3〜4回あるんですけど、分厚いマニュアルを読んでいる内に、「これを読んでる間にたぶん5曲くらいは作れるな」って思ってしまうんですよね(笑)。それで、「俺はメロディを作った方が良いんじゃないか?」って思えてきて、いつもそこで負けちゃうんですよ。もちろん相方の米田がいて、彼がずっとそっちを担当してくれているからというのが大きいんですけど。でもメロディ1本でやっている人って、僕の世代では意外といないですよね。曲を書くだけではなく、アレンジも込みという方が、やはり多いですから。

山口 そうすると、曲作りはどのように行なっているのですか?

多胡 すごく珍しがられるんですけど、僕はいまだにアコギで作っていますね。ずっとバンドをやっていたので、曲を作りながら、頭の中でバンドを鳴らせるんですね。その頭の中で鳴っているバンドを相方に言って、打ち込んでもらえば良いだけっていう作業で20歳のころからやってきているので、彼がいなくなったらとても困るんです。

山口 では、ほとんどの多胡さんの曲のデモアレンジは、米田さんがされている?

多胡 9割以上そうですね。それで、彼のアレンジがそのまま採用されてヒットしたのが「home」(木山裕策)という曲です。

山口 奇跡のようなチームですね。

多胡 曲を作る場合は、2系統できた方が良いなと思います。今はトラックから作っちゃう子が圧倒的に多いと思うし、それはそれで良いんですけど、やっぱりメロがオケに引っ張られてしまう。どうしても、個性的なメロディを作る障害になる方法だという側面があると思います。もしそれで良いのであれば、変な話ですけど、カラオケボックスに行って適当に曲を選んで鼻歌を歌えば名曲ができてしまうという話になるわけじゃないですか? だから、メロディから作って、そのメロディがどこに行きたいかを考えていくような方法も試してほしいですね。

山口 それが多胡さんの曲の作り方なんですね?

多胡 ええ。僕は、ほぼ100%と言ってよいくらいAメロから作るんですね。サビから作った曲は、1曲も無いんです。それには自分なりに理由があるんですけど、最初にサビができて、そこからBメロ、Aメロを作るよりも、とにかく最高のAメロを作って、それに見合うBメロ、それに見合うサビを作っていく方が、メロディの可能性がどんどん広がっていくと思っているんです。だから、まずは足場となる出だしを作って……僕は歌いながら作るんですけど、歌いながら次はメロディがどっちに行きたいのかを考える。メロディが行きたい方向って、あるんですよね。それがどっちなのかを探しながら歌って、とにかくメロディを進めていって、後からコードだとかオケのイメージを付けていく感じなんです。だから僕は、自分の曲で個性的な部分でもあり、自信を持っている部分は、とにかくメロディが太い、輪郭が太い歌を作ろうとしているところだと思っています。僕自身そういう曲が好きですし、そういう曲を作るにはいまの作り方が一番良いと思って、いまだにやってますけどね。そうすれば、例えばピアノ1本だったりアコギ1本だったりのアレンジでも、変わらずに良い曲でいられる。それがこの先、古い作り方だと言われようが、僕はこれを貫いて、どこまで通用するか試してみたいなと考えているんですよね(笑)。

山口 ヒット曲もたくさんあって、めちゃくちゃ通用しているじゃないですか? とても本質的なやり方だと思いますよ。

多胡 そうだと良いんですけどね(笑)。まあDAWにも良い部分があって、その良い部分を時間の短縮とかサポートの部分でうまく取り込んでいけたら良いなとは思うんです。でも、大元のメロディを生むところであんまり頼ってしまうと、そこそこのメロディでも良く聴こえてきちゃうんですよね。だからメロをもう1回練り直そうっていう判断よりは、オケで何とかしようっていう判断になりがちで、そうなればなるほど、結局メロディって成長しないじゃないですか? 僕の作り方だと、ギター1本で作っているので、そこでちゃんと達成されるまでは練るしかない。だから、いまだに練って練って作っていますね。

妄想力=クリエイティビティ

山口 ギターはアコギをお使いなのですか?

多胡 「ロックな感じで」と言われたらエレキをアンプにぶち込んで、近所迷惑にならないようにヘッドフォンをして(笑)、自分がアリーナのステージに立っている妄想をひたすらして、ガーンって弾いて、叫びながら作りますね。だから場合によります。ただ、どんな曲でも音を出した一発目が大事。そこでイメージがバーンって出た場合には、それを後から修復したり練ったりしてどんどん作り込んでいく。一発目に出てこなかったら、負けだし。あと、曲を作る時は歌い手さんの声資料だけではなく、歌っている表情が分かる動画ももらうようにしています。どういう顔で歌っているかが、知りたいんですね。それで、その歌い手さんの歌っている顔を思い浮かべ、声もイメージして、ちょっと気持ち悪い言い方ですけど(笑)、それを自分の中に下ろす。要は、自分がその歌い手さんに一瞬なりきって、そのイメージで歌えば、その歌い手さんに合っていないメロディであれば違和感を感じますし、合ったメロディしか出てこなくなる。

山口 それはすごい妄想力ですね。でも、クリエイティビティが高いということもである。

多胡 そう言えばかっこいいですけどね(笑)。ただ、決してモノマネして歌っているわけではないんですよ。

山口 分かります。逆にモノマネだったら気持ち悪いですね(笑)。

多胡 だから僕の曲は割とピンポイントで雰囲気を合わせて作ってしまうので、その人で使われなかった場合は、辛いんですよね。

山口 でも今は、ほとんど頼まれて作曲する感じですよね?

多胡 そんなことないですよ。やっぱり、コンペも多いですし。ただ、僕はロックバラード系が得意なので、歌い倒したいバラードの場合は指名で来たりはしますけどね。でもピアノのバラードもアコギで作っているので、みんなにはびっくりされますけど。それくらい、ピアノの音色をイメージしながら妄想で作っている(笑)。

山口 具体的にはどういう作業になるんですか?

多胡 あんまり音数を多くするとギターのイメージになってしまうので、単音で弾いて、ピアノの和音が鳴っているイメージで歌を作るんです。だからすごい特殊だし、特殊過ぎて人に作曲をしている現場を見せられない(笑)。それをICレコーダーに録って、置いておくっていう感じですね。

山口 では、自分の部屋で集中して作るタイプなんですね。

多胡 それが、今は子供が3人いらっしゃいまして(笑)、なかなか家では集中できない。でも昔から、ふと1人になった時にメロディが飛び出てくるんですよ。トイレに入った瞬間だとか、シャワー中とか。あと一番曲が出てくるのは、僕の場合はクルマの運転中ですかね。メロが出てきちゃったらしょうがないから、運転しながらずっと歌っていて、信号が赤になったらそれをICレコーダーに入れたりしています(笑)。運転中が一番多いですね。

山口 適度なプライベート感が良いのかもしれないですね。

多胡 特に高速が良いんですよね。高速で何曲作ったか、分からないくらいです。だから、移動中にできちゃうこともあれば、僕は曲を作るためにわざわざ高速に乗ることもあります。高速で運転しながらメロディを考えて、それをサービスエリアでまとめて録音する。みんなは作曲するって言うとPCを立ち上げますけど、僕の場合はギターを積んでクルマで高速に向かうんです(笑)。それで「いまから作曲ドライブに行ってきます〜」なんてTwitterでつぶやいたりして、「山の方か海の方、どっちに行こうかな?」っていう感じで。盛り上がってメロができたら、停めて、後部座席でギターを弾きながら録音する。それでまた発進! っていう感じで、すごく特殊ですけど、この仕事が楽しくてしょうがない(笑)。次はどんなものが自分から出てくるかも、楽しみでしょうがないし。映画やコンサートなど、自分が感動するものに触れたあとに、その影響がどういうメロディや言葉になって自分から出てくるのか……。それは、すごく楽しみなんですよね。

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Pandoraがあれば、もっと良い曲を書ける

山口 インプットという部分では、アメリカやヨーロッパのシーンは気にされていますか?

多胡 仕組みや流行がどうこうと言うよりは、単純に好きな歌を探して聴いているということになりますね。どういうものが流行っていて、そういうものを取り入れて……っていう感覚は、あまり無いんですよ。それよりも、自分が感動できる歌を探しているという方が大きいです。その感動したバラードと出会ったら、それを超えるバラードを今度は自分がどう書くか。僕はずっとそういう作り方をしてきていて。だからビリー・ジョエルとかリチャード・マークスのバラードが大好きで、すごく尊敬もしていますけど、僕も音楽を作っているわけだから、いつかは「オネスティ」を超えられるんじゃないか。そういうところに希望を持ちながら、毎回トライをしているんです。そういう意味では、インプットのために聴いているところが大きいですね。それも流行りとかトレンドを仕入れるというよりは、心を感動で満たしたい。「心を満たしてくれる音楽はどこにあるんだ?」って、探している。だからそういう曲がカーラジオから流れてきたらやばくて、もう運転なんかしていられません。路肩に寄せて、号泣して、落ち着いてからまた運転する(笑)。

山口 知らない曲との出会いは、カーラジオが多いですか?

多胡 YouTubeも多いですね。でも個人的には、早くPandoraに来てほしい。僕みたいな音楽の聴き方をしている人には、Pandoraは最高ですよ。新たな出会いをどんどん求めているけど、世界中の音楽を自分で全部チェックするのは不可能ですから。僕はハードロックが好きなので、昔は伊藤政則さんがコメントを書いているCDは必ず買っていて、これを“マサ買い”と言っていました。マサがほめているのは、間違い無い。必ずメロディックで、良いっていう(笑)。それをPandoraが世界中の音楽に対してやってくれるのであれば、「俺はもっと良い曲が書けるんじゃないかな?」って思っています。だって、どんどん心が充電されるわけですから。もう、常に音楽的には満タンみたいなことじゃないですか? 良い曲を探すのは結構大変なんですけど、Pandoraだったら、3〜4時間ドライブしながら聴いていれば、涙が流れるほど感動できる曲と出会えるんじゃないかなって。

TAGO STUDIO TAKASAKIがもたらす未来

山口 多胡さんがいま力を入れているプロジェクトに、高崎に市営のレコーディングスタジオを作るというものがあるそうですね。このプロジェクトは、そもそもどのようにしてスタートしたのですか?

多胡 7年くらい前から音楽イベントの審査員等で高崎市のお手伝いをさせていただいている中で、他にも何かできないかということで、いろいろ提案をしていたんですね。それで音楽合宿をやったりもしていたんですけど、2011年に新しい市長さんになって、「より一層エンターテインメントで高崎を盛り上げたい」ということになったんです。高崎は“音楽のある街”と言っているので、サッカー少年にとってのサッカーグラウンド、野球少年にとっての野球グラウンドを作るように、音楽少年に対してプロユースのレコーディングスタジオを作ってくれたらということで、提案をしたのがきっかけですね。

山口 高崎にはプロ用のレコーディングスタジオは無いんですか?

多胡 プロレベルのレコーディングをできる場所は、残念ながら無いんです。だから結局、プロミュージシャンを目指している人は東京に行くしかない。そうすると、優秀な人材を東京に流出させてしまうしかない。これは地方都市はどこもそうでしょうけど、そういうことをずっと繰り返してきている。でもいまはインターネットの発達によって、国内の距離感はどうでも良いレベルになってきている中で、そういうスタジオがあれば、東京に行かないでも活動ができるはずなんです。そういう話を市長さんにしたら、「ぜひやりましょう!」と意気投合して。市長さんはパリに長年住んでいらっしゃったので「行政がパトロンになって芸術家を支えるのは当たり前のことだ」「お金のことを気にせず思いっきり音楽を創造してもらいたい」と何時も仰っています。富岡市長さんだからこそ実現できた夢のプロジェクトだと思っています。僕が思い描いているのは、完全プロユースのスタジオを作ることで、高崎の町興しにもなるし、制作環境に苦しんでいる日本のバンドに対して良い音で録音できる空間と十分な時間を提供することもできる。その2つが同時に可能じゃないかと考えています。

山口 バンドマン出身の多胡さんらしいアイデアですね。BOOWYやBUCK-TICKを輩出した高崎なので、意味もありますし。

多胡 コンピューターミュージックは、ボーカルブースだけあれば良い物が作れるんです。でもバンドは、やっぱりちゃんとしたスタジオでドラムを録った方が良いし、一緒の空気の中で鳴らした音を閉じ込めることにすごく意味がある。コミュニケーションをとりながら、馬鹿話をしながら、歌詞を見せて「こういう思いで作った曲なんだ」っていうことを共有して、“せーの”で音を出したときマジックを閉じ込める。そこは一番難しいところだけど、一番素晴らしいところでもあるんですよね。ただ日本の現状だと、マジックが起きるのを待っているほど時間やお金のゆとりが無い。でもこのスタジオだったら、条件によってほぼ無料に近い形で使えるので、思いっきり魂をぶち込んだ音楽を作れる。COOL JAPANとして世界にコンテンツを出していこうという話になっていますけど、そのコンテンツをそもそもちゃんとしたクオリティで作れないのであれば、勝負ができない。どんどん海外のバンドとのクオリティの差が出てしまうだけじゃないですか? だから、そういう仕組みを残しておかないと、と思っているんです。

山口 全く同感です。ちなみにスタジオは、誰でも使えるような形を考えているのでしょうか?

多胡 プロのバンドであれば、例えば地元のラジオに出てもらえたり町興しとして還元してもらえれば、ほぼ無料に近い形で使えて、もちろん権利は主張しない。そこで録った作品を、どんどん売ってください、と。そうすれば、バンド側には少なくとも赤字は生まれないので、音楽活動を続けられやすい。それと同時に、地元の新人を見つけるということもやっていくんですけど、アマチュアに格安で貸し出してしまうと、街の楽器屋さんやライブハウスを圧迫することになってしまう。なので、デモ音源の募集をかけて、優秀なバンドにはプロと同じ環境を与えるよっていう形を考えています。そういう敷居を1つ設けることで、当然彼らも頑張るでしょうし、スタジオのステイタスも生まれる。「いつかオレも、あそこで録ってもらいたい」というあこがれのスタジオになる。そのための練習や、デモ音源作りは、街の楽器店やライブハウスで一生懸命やれば、相乗効果でシーンを盛り上げられるのではないか。そういうことをいま、目指しています。

山口 スタジオはいつ完成予定なのですか?

多胡 すべてが順調に行けば、正式オープンは2014年1月を目指しています。正式名称は高崎サウンド創造スタジオ、看板やパンフレットなどではTAGO STUDIO TAKASAKIと称することを予定しています。これは市長さんが「ただ箱を作るだけならどこでもできることだ。今回、地方都市にもかかわらず、現役の作曲家がエンジンとなってやっているのが特色なのだから、僕の名前をどこかに入れたい」ということをずっとおっしゃっていて。最初は、ちょっと恥ずかしい気もしていたんですけど、光栄なことだし、「真剣に人生をかけてやります」っていう僕の意思表明も含めて、名前を入れさせてもらいました。すべてが初めてのことなので、いまは仕組みを考えながらやっているところです。人生をかけるに値する、夢のあるプロジェクトだと思っています。

山口 とても素晴らしいですね。マンチェスターと音楽姉妹都市になって、年に1回フェスをやるとか、いろいろ考えられそうですね。

多胡 単発でライブをやって帰ってしまうのではなく、高崎から音楽が生まれていくようにしたいですね。行政と組んでいるからこそできることもあって、例えば中国や韓国の優秀なバンドを呼んで、文化交流の拠点としていくことも考えられます。海外の人にとっては、日本=東京というわけではないんですよね。日本人だと、東京ばかりに目が向いているけど、例えば僕らがアメリカに行く場合は、LAでもNYでもレコーディングできたらうれしいわけじゃないですか? 要は、いままでと違う環境に身を投じてレコーディングすることに意味があるわけで。そういうことも展開してやっていきたいし、そういう中から、絶対に新しい何かが生まれてくると思うんですよね。

山口 美術の世界ではアーティストインレジデンスという滞在型制作も一般化していますが、その音楽版という形も期待できそうですね。今後の発展を楽しみにしています!

POSTSCRIPT by 山口哲一

音楽に対する真剣さに心をうたれました。もちろん、一流の作曲家は、みなさん真摯な姿勢をもっているものですが、多胡さんの自分の追い込み方は半端ではありません。

この日の話が素晴らしかったので、“山口ゼミ”にもゲスト講師でお招きしましたが、音楽愛が深くて、受講生が感動するような内容でした。自作デモも特別に聴かせてもらいましたが、魂のこもったデモテープでした。

DAW全盛の昨今では、アコースティックギターを弾きながら創るというスタイルは、時代に逆行しているように思う方もいるかもしれませんが、実はとても“音楽的”な創作法です。イメージを大切にして、説得力のある魅力的な旋律をつくるのには有効で、本質的なやり方ですね。

自分の曲が大好きで、デモも完成した楽曲も何回も何回も聴いて、時には泣いてしまうというのも理解できます。

「日本にPandoraがあれば、もっと良い曲が書ける」というのも、心に刺さる言葉です。実は音楽には“伝承”という側面があって、名曲に感動した作曲家が、次の名曲を創る、素晴らしいアーティストに影響を受けて、新しい音楽家が生まれてくるという歴史なのです。良い音楽を自由に、たくさん聴いたら、もっと良い曲ができるというヒットメイカーの発言を、音楽業界関係者は重く受け止めるべきだと思います。

自分の故郷に、TAGO STUDIO TAKASAKIをつくって、高崎を音楽の街にしたいというのも尊い思いですね。行政と一緒になって取り組んでいる様子は、意識の高さを感じます。2013年11月16日に行なわれるTokyo Boot Upのカンファレンスデイに、“地方発のグローバル視点の音楽”というテーマで、お話してもらうことにしました。興味のある方は、いらしてください。

多胡邦夫(たご・くにお)

「バンドやってる奴なら知らない奴はいない」と言われる程、地元群馬での実力と人気を誇った伝説的なバンドがあった。
その年、彼は天才的なボーカルと作曲能力を発揮し、全国区のバンドコンテストを文字通り総舐めにしていた。
10代でスタジアムライブを経験、FM局では彼らの声や曲が流れ、あるコンテストで多胡邦夫はベストボーカリストにも選ばれている。
その後、彼らのデモテープは数社のメジャーレコードメーカーの耳に止まり、20代前半で多胡邦夫はプロとしての道を歩み始めた。
繊細さと大胆さを併せ持ち、素直に、正直に、真直ぐに、、、響く彼の楽曲の圧倒的なクオリティが、まだその音を知らない音楽業界に話題を呼び多くのアーティストから楽曲提供の依頼が殺到した。
浜崎あゆみ、hitomi、EveryLittleThing、柴咲コウ、、、僅か3年程の間にその数なんと約60曲!!
彼の魂を分けたメロディー達が時代を揺る数多くのメジャーヒットを産み、その後2004年6月2日に多胡邦夫自身によるソロデビューシングル「赤い雨」をリリース!!
「plane」「TRIPLANE」など若手実力派アーティストのサウンドプロデュースを手がける他、映画「SUPPINぶるぅすザ・ムービー」のサウン ドトラックプロデュースをはじめ、日本テレビ「歌スタ」でのうたい人ハンター、FM横浜「tre-sen」内での番組「シャンクシャンクシャンク」など多 方面にて活動。

山口哲一(やまぐち・のりかず)

1964年東京生まれ。(株)バグ・コーポレーション代表取締役。『デジタルコンテンツ白書』(経産省監修)編集委員。j-Pad Girlsプロデューサー。SION、村上“ポンタ”秀一など の実力派アーティストをマネージメント。東京エスムジカ、ピストルバルブ、Sweet Vacationなどの個性的なアーティストをプロデューサーとして企画し、デビューさせる。プロデュースのテーマに、ソーシャルメディア活用、グローバ ルな視点、異業種コラボレーションの3つを掲げている。2011年頃から著作活動も始める。2011年4月に『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわか る本』(ふくりゅうと共著/ダイヤモンド社)刊行。2012年9月に『ソーシャル時代に音楽を“売る”7つの戦略』(共著/小社)刊行。最新著作は2013年9月刊行の『世界を変える80年代生まれの起業家』(スペースシャワーブックス)

『プロ直伝! 職業作曲家への道』の詳細はこちら(リットーミュージック)

『ソーシャル時代に音楽を“売る”7つの戦略』の詳細はこちら(リットーミュージック)

『エンジニアが教えるボーカル・エフェクト・テクニック99』の詳細はこちら(リットーミュージック)

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