人気の楽器「マトリョミン」が世界記録に挑む

コラム by Fun-Z(RandoM編集部) 2013/07/08

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ロシアの木製人形「マトリョーシカ」を使って作られる楽器「マトリョミン」。かわいいだけかと思いきや実は本格派!

※2013.7.9追記:挑戦者の人数が誤っておりましたので、訂正いたしました。正しくは275名になります。大変申し訳ありませんでした。

本式テルミンと同様の
発音機構を持つマトリョミン

「マトリョミン」という楽器をご存知だろうか。雑貨としても人気の高いロシアの木製人形「マトリョーシカ」の内部に本物のテルミン(Theremin)と同様の発音機構&アンテナ、そしてアンプ、スピーカーを搭載し、単3乾電池で駆動できる小型のテルミンだ。かわいい外観からファニーな雑貨のように思われがちだが、その中身は5オクターブの発音域やチューニング機能の装備など、本格的なテルミンに迫るもの。練習すれば高度な演奏をこなすことができ、テルミン入門にももちろん最適だ。国内外で活躍するテルミン演奏家、竹内正実氏が率いるアンサンブル「Mable」の活動をはじめ、愛好家の数は全世界で4,500人とも言われ、多くの人がこの楽器を楽しんでいる。

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▲濱口晶生さんによるドヴォルザーク「新世界より 第2楽章:ラルゴ」の演奏

雑貨としての魅力もたっぷりなのはご覧の通り。マトリョーシカ自体はロシアから直輸入しており、現地の職人が菩提樹の木を手作業で削り出して絵付けを行なった本格的なもの。実は、演奏時にこの木製ボディが共鳴することによって電気的な発音方式ながらアコースティックな響きが得られているのだ。さらに、さまざまなデザインの限定モデルや、希望に応じてカスタムペイントで仕上げることもできるなど、自分だけの1台を手に入れるのも楽しみ方のひとつと言えそう。

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▲さまざまな限定マトリョミン。耳まで付いたネコ型マトリョミンや、ポップな水玉モチーフがかわいい量産10周年記念モデル3姉妹など。残念ながらいずれも完売。

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▲こちらはデザイン工房「マミンカ」がオリジナルペイントを施したマトリョミン。デザイナー上原光子さんによるもので、すでに150体を超える愛好者がいる。

275名による合奏で
世界最大数のテルミン演奏記録に挑戦

このマトリョミンを使った世界記録挑戦に向けて現在、練習が繰り返されている。記録タイトルは”Largest Theremin ensemble(最大数のテルミン合奏)”。マトリョミンはテルミンであると認められており、世界記録協会が設定したボーダーライン250名を超える人数で5分以上の演奏が実現できれば記録達成となる。今回の挑戦では275名という大編成による「アメイジング・グレース」の合奏を予定しており、記録挑戦は7月20日(土曜日)、会場は静岡県の「クリエート浜松ホール」にて。こちらの様子はまたRandoMにてレポートする予定だ。

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▲練習の様子。中央奥が竹内正実氏。

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▲アンサンブルでも正確なピッチで演奏するために、聴診器を使ってモニターする。

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