第11号 これって本当に“あるある”なの!?パート3!「○○○と素人に聞かれると、何て答えていいか迷う」

別冊バンドあるある by バンドあるある研究会 2013/09/19

いよいよ芸術の秋に突入ですね。音楽を楽しみましょう! なんて言ってみたり……。さて、下北沢から三軒茶屋に続く茶沢通りを僕はよく歩くのですが、この連載を始めてから、あのカクヤスの下(?)にあるライブハウスから出てくるバンドマンをじっくりと観察するようになりました。そんなわけで、今回も「これってバンドあるある?」行ってみたいと思います。どうぞお手やわらかに!(松本)

YORU-077

ライブハウスのドリンクの定番、コロナビール。今日もライムを落とします。

 

ファンあるある:

そんなに好きじゃないけど、ライブハウスに行ったときだけは背伸びしてコロナを飲む。

aruaru-iinkai 確かにコロナは飲みがち。「ライブハウスに行った回数 = コロナを飲んだ回数」この方程式が成り立つんじゃないかってくらい飲みます。クラブもそうだし、背伸びしたくなる場所は、だいたいコロナ。缶ビールを買いに行ったはずなのに、メニューにコロナを発見すると、あたかも最初からそれが目当てだったかのような顔して注文。最も手軽にできる背伸びです。この世に“背伸び”がある限り、コロナは売れ続けるでしょう。またあの形状が持ちやすい! そして浅はかだけど、女の子が握るとエロい! コロナの先端を咥える画は、女子アナだったら『BUBKA』行きですよ。(藤澤)
あるある判定:★★☆

バンドマンあるある:

「どんな音楽やってんですか?」と素人に聞かれると、何て答えていいか迷う。

aruaru-iinkai 相手がどれだけ音楽に精通しているのか? まずはそれを見極める必要があります。初めて出会う人であれば、雰囲気で察するしかないですね。音楽を全く聴かない人に専門用語を並べても大人げないだけですから。卓球で子供相手に本気でスマッシュする大人みたいなカッコ悪さ。売れてるバンドに例えてあげるのも親切ですが、変に期待を煽って、あとでガッカリさせる危険性も。僕が思うに、「今度ライブ観に来てよ」と答えるのが正解です。百聞は一見に如かず。(藤澤)
あるある判定:★★☆

バンドマンあるある:

バンド内会議ではいろいろなアイディアが出るが、その後は誰も率先して行動しない。

aruaru-iinkai これは、三ツ星あるあるです。バンドは、メンバーみんなが率先して行動すれば、必ず売れるチャンスが回ってきます。動かないから何も起きないのです。シュートを打たなければ、ゴールネットは揺れないのです。そんなこと、バンドマンでなくとも誰もが分かってます。だけど、面倒くさいから後回し。自信がないから人任せ。今夜も、ロンハー観て、カップ麺食って、オナニーして、YouTube観て、もっかいオナニーして、ギターは弾かずに、おやすみなさい……。(藤澤)
あるある判定:★★★

ボーカリストあるある:

なぜかブクブク太っていく。

aruaru-iinkai 僕が知ってる現役のボーカリストは、みんな細いです。スキニーとか穿いちゃってます。いちばん人に見られるパートですから、自然と気を付けるのかもしれませんね。そこらへんはストイック。「バンドやめたらブクブク太る」の方が、あるあるです。ちなみに僕が取材した結果によると、バンドマンは、太ってるバンドマンを認めない傾向にあるようです。「デブはステージ上がるな!」という厳しい意見も。エレベーターのように、バンドメンバーの総重量が一定を超えたらブザーが鳴るステージがあったらいいですね。(藤澤)
あるある判定:☆☆☆

ファンあるある:

普段でもだいたいバンドT。

aruaru-iinkai ごめんなさい……僕にはジャッジできません。バンドを追いかけるファンの方々とライブハウス以外で接触する機会が一切ないからです。このネタを正しく判定してしまうと、僕がファンとイケナイ関係を持っていた証拠になり得ます。仮にそうであったとしても、墓場まで持っていく所存です。(藤澤)
あるある判定:???

キーボーディストあるある:

必ず何かしらオシャレな買い物を済ませてから、スタジオにやって来る。

aruaru-iinkai 具体的に何を買ったか聞くのは面倒だからノータッチ。きっと自由が丘辺りのおしゃれな雑貨屋さんに寄ってきたんでしょうね。それか噂のロンハーマンですか? キーボーディストもキャラ作りが大変ですな……みたいなイジリ方をすると、スタバのコーヒーを顔面にぶっかけられます。ただひとつ確かなのは、普段のリハはスタジオに常設のキーボードを使うから、基本は手ぶら。つまり、練習前でも快適に買い物ができる。以上です。(藤澤)
あるある判定:★☆☆

 楽屋あるある:

音楽関連の雑誌を読んでいる人はあまりいないが、格闘技関連の雑誌を読んでいる人は必ずいる。

aruaru-iinkai ギターマガジンやサンレコ、楽屋に置いてある音楽関係のフリーペーパーを読んでいる人も多くいますが、その場合は“読む”というか“眺める”に近い。結局、ポーズですから。一方、漫画やプロレス雑誌を読んでいる人は、「お前の部屋か!」とツッコミたくなるほど集中。「リハお願いしま~す!」の声も届きません。そんな中、バンドスタッフには小説を読んでいてほしい。その理性が欲しいわけです。バンドメンバーは、彼女が読んだどんな小説にも負けないドラマチックなサクセスストーリーを見せてあげてください。(藤澤)
あるある判定:★☆☆

バンドマンあるある:

差し入れでもらったお菓子が、忘れたころにリュックの底から潰れた状態で出てくる。

aruaru-iinkai ひと口サイズのお菓子をいつも大量に持参して、バンドメンバーに配り歩くファンの女性を思い出しました。もちろん、気持ちは非常にありがたい。だけど、ライブ終わってすぐお菓子って気分になれないのも正直なところ。だから後日、潰れたお菓子がある程度溜まったら、缶ビール買って、家でちょっとしたパーティーを開きます。遠足同様、ライブのおやつは300円まで!(藤澤)
あるある判定:★★☆

 バンドマンあるある:

『僕らの音楽』に出たい。

aruaru-iinkai 『ボクらの時代』にも出たい!(藤澤)
あるある判定:★★★

バンドマンあるある

6月9日に「今日、ロックの日じゃん~」と絡んでくる友達がいる。

aruaru-iinkai そんな人、友達にはいません。というか、そんな人とは友達になりません。この日、このフレーズを使いたがるのは、むしろバンドマン側ですね。本気で言うわけじゃなく、あえて言う感じのお約束。恒例行事です。いまだ定義が不明確な「ロック」を誰もが気軽に口にできる日。え? シックスナイン? お子ちゃまは、鼻ほじって、よだれ垂らして、へそのゴマでも取ってなさい!(藤澤)
あるある判定:☆☆☆

 

今号も、安心の松本クオリティー。バンド経験がなくても、豊かな想像力と遊び心さえあれば、丈夫な“バンドあるある”を産めるわけです。だから、「これってあるある?」くらいの感覚でネタを送ってみてください! あなたの勇気をお待ちしております。それでは、ごきげんよう!(藤澤)

※次回は10/3(木)更新予定です。

バンドあるある研究会

松本哲也

劇作家。小松台東主宰。共著に『漫才入門』『ムダ話が得意になる本』などがある。

藤澤朋幸

放送作家。バラエティを中心にテレビ番組の構成を手掛ける。元バンドマン。

あなたの「バンドあるある」大募集! 秀逸な投稿は本連載で取り上げさせていただきます。また最優秀投稿者にはクオカードをプレゼント!!

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