第10号 これって本当に“あるある”なの!?パート2!「物販で売れ残ったTシャツを着ているのは……」

別冊バンドあるある by バンドあるある研究会 2013/09/05

おまっとさんです! 別冊バンドあるあるです! 早いもので10回目になりました。節目の回なので何か特別なことでも……と思ったのですが、前回から始まった“これってバンドあるある?”をさっそくお休みするのはいかがなものか、ということで! 通常通りお届けします! バンある研究会でありながらバンド未経験の松本が、バンド経験者の藤澤に、「これってあるあるですかー?」という、あくまで素朴な質問を投げかけます! 今回はこの10個!

 

バンドマンあるある:

打ち上げで話題も尽きたころ、誰からともなく始まる、箸、グラス、お皿でのセッション。

aruaru-iinkai これは、ありそうで、ないです。逆にバンドマン以外の方があり得る展開かも。ひと昔前の“リーマンあるある”ですね。ネクタイを頭に巻くのと同じ。バンドマンは食器では我慢できません。やはり食器よりも楽器。実際のギターを出して弾き始めます。アンプを通して音出すわけでもないし、お店に迷惑もかけないだろうと。セッションに発展することはなく、1本のギターをみんなで回しながら弾く感じ。僕みたいな、さほどギターが弾けないダメバンドマンにとっては、クソつまらないコーナーです。おい、そこのエリートバンドマン! 楽器を回すな! 回すのは女だけにしてくれ!……すみません、取り乱しました。
あるある判定:☆☆☆

曲作りあるある:

どのバンドにも映画のタイトルから取った曲が1つはある。

aruaru-iinkai 「それでは次の曲聴いてください! ダイハード3!」いや、さすがにハリウッド映画のタイトルを曲名にするのは厳しそうですね。相当スケールでかい曲に仕上げないと名前負けするし、そもそもセンスを疑われます。であれば、おしゃれなフランス映画のタイトルから取るのが妥当でしょうか。ミニシアター系の。例えば……えっと……あのほら……各自ググってみてください。それかキーボーディストに聞いてみて。あの子、どうせ映画好きだから。
あるある判定:★☆☆

ベーシストあるある:

曲作り担当じゃないけど、詞を書いて何かしらのタイミングを狙っている。

aruaru-iinkai 実は俺の方が才能あるんじゃねーか? アイツよりもイイ感じの世界観持ってるんじゃねーか? ぶっちゃけ、俺がイニシアチブ握った方が売れるんじゃねーか?……などと色気づくメンバー。確かにベーシスト辺りが虎視眈々と狙ってるイメージです。別バンドを組んでその気持ちを解消するパターンも考えられます。以前やっていたバンドでは作詞を担当していた僕ですが、他のメンバーの部屋に遊びに行ったとき、詞のメモ書きを発見したことがあって……ヤ~な緊張感が走りました。印税は誰にも渡さないぜ!
あるある判定:★★☆

ライブあるある:

初めて観に来てくれた友人が、挨拶なしで帰ってしまっていたら、しばらく不安。

aruaru-iinkai 不安で不安で打ち上げのビールも5杯までしか進みません。「お疲れ~」だけ言って帰るパターンも不安。労ってはくれるけど、感想はノーコメントなんだ?っていうね。あとは、物販のCD買いましたアピールで誤魔化すパターン。気持ちはありがたいけど、果たしてその封を開けることはあるのかい? 特典のステッカーをPCに貼る勇気はあるのかい? ライブを褒められたら褒められたで疑っちゃうし、要するに全パターン不安なわけです。
あるある判定:★★★

バンドマンあるある:

あらゆる場面を想定し、彼女はライブに呼ばない主義。

aruaru-iinkai 彼女を呼ぶ派、呼ばない派は分かれますね。呼ぶ理由はカッコイイところを見せたいというよりも動員問題。ノルマ割れを最小限に抑えたい中、毎回1人確保できるのは、でかい。一方で、呼ばない派の理由は人それぞれな気がします。お客さんに手を出したいのか、お客さんとの交流を嫉妬されるのが面倒なのか、お客さんが少なすぎて恥ずかしいのか……お客さん絡みの事情が多いと思います。やたらと彼女ぶる彼女は、特に厄介。優秀な彼女は、ライブ中は気配を消して、終演後もすぐに帰ってくれますから。
あるある判定:★★☆

バンドマンあるある:

メンバーで横断歩道を渡るとき、ついついビートルズを意識してしまう。

aruaru-iinkai 「アビーロード風に歩こう」と歌ったのは、かせきさいだぁ≡。僕は、このフレーズがたまに頭をよぎる程度です。実際にアビーロード風に歩こうとしたら、もう大変。誰が誰の役をやるかでモメて、メンバー全員が定位置につくころには、信号が赤に変わります。クラクションの嵐。交通ルールは守りましょう。
あるある判定:★☆☆
ジャケットでの横断歩道一列渡りは、もはや「あるある」ですが……。

ジャケットでの横断歩道一列渡りは、もはや「あるある」ですが……。

 

ライブあるある:

いいとも恒例の手拍子“チャン・チャンチャンチャン”をMCで一度はやっている。

aruaru-iinkai まとまった拍手が起こると、やらざるを得ないというか、まるでそれを期待されているような感覚に陥ります。もはや義務に近いです。どうせやるなら全力で。いつかアルタのスタジオでやれる日を夢見ながら……。そういえば、その昔、ザ・たっちの「ちょっと!ちょっとちょっと!」をMCでやっているバンドを見たことがありまして、そのスベリ具合と言ったら、“ちょっと”ではありませんでした。カバー曲も、カバーギャグも、やるときは慎重に。
あるある判定:★☆☆

バンドあるある:

メンバーをSMAPに例え、キャラ担当を決める。もしくは、ドリフターズ。

aruaru-iinkai 6人編成のバンドの場合、余った人が森くん担当。「お前、森くんなんだから途中で脱退しろよな~」みたいな話で盛り上がるわけです。ちなみに3ピースの場合は、ネプチューンに例えるのがオススメ。キャラ分けしやすいです。
あるある判定:★☆☆

 バンドマンあるある:

物販で売れ残ったTシャツを母が着ている。一応、お金は払ってくれた。

aruaru-iinkai 母の愛は海より深し。息子のバンド活動にいくら反対しても、結局は応援しているのです。応援するしかないのです。だから、たとえ似合っていなくとも、母はTシャツを着ます。息子の誇りを身にまとい、どこへでも出かけます。息子よりも、よっぽどロックです。ああ、何だか実家に帰りたくなってきた……と思ったら、僕、実家住まいでしたわ。
あるある判定:★★☆

ライブあるある

「観に行くね」といっつも言ってくれるが、結局いっつも来てくれない友人。

aruaru-iinkai なのに、いっつも信じちゃう僕。
あるある判定:★★☆

 

まず、ひとつ言わせてください。松本さん、ほんとは元バンドマンでしょ? いや、むしろ現役ですか? 未経験者が考えたとは思えない、あるある精度の高さ。劇団と通ずるものがあるのでしょうか。皆様からも松本さんに負けないようなネタをお待ちしております! では次回も、このメンツ、このやり方、この場所で!(藤澤)

※次回は9/19(木)更新予定です。

バンドあるある研究会

松本哲也

劇作家。小松台東主宰。共著に『漫才入門』『ムダ話が得意になる本』などがある。

藤澤朋幸

放送作家。バラエティを中心にテレビ番組の構成を手掛ける。元バンドマン。

あなたの「バンドあるある」大募集! 秀逸な投稿は本連載で取り上げさせていただきます。また最優秀投稿者にはクオカードをプレゼント!!

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