歌モノ系のベース・ラインの作り方

MI JAPANベース・クリニック by 青木信弘 2014年7月19日

 こんにちは!MI大阪校の青木です。体験レッスンなどで“オリジナル曲を演奏するとき、どんなベース・ラインを弾いたらいいのかわからない”という悩みをよく聞きます。そこで今回のOPEN HOUSEではベース・ラインの作り方にチャレンジしてみたいと思います! ここではシンプルな8ビートの歌モノをテーマに、よくあるコード進行に合わせていくつかのパターンを用意してみました。たくさん練習してアイディアのひとつに取り入れてみてください!

STEP1  まずはルート音を使ってベーシックなパターンを!

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ベース・ラインを考えるときに、どの音を使うかはもちろん重要ですが、どんなリズムで弾くかもとっても重要ですよね。そこで意識してほしいのがドラマーがどんなパターンを叩いているか?ということです。ベースがどんなにカッコいいパターンを弾いていても、ドラムとうまく噛み合っていなければバンドのアンサンブルはまとまりのないモノになってしまい、せっかくのカッコいいフレーズも台なしです。そこでEx-1です。ドラマーのバスドラムのタイミングに合わせてルート音を弾いて、スネアのタイミングで休符を入れてみました。下のドラム譜と照らし合わせて確認してみてください。とてもシンプルなベース・パターンですが、これを基本に発展させていくので音の長さに気をつけてしっかり練習してみましょう! また、別のリズム・パターンとして8分音符でのルート弾きを掲載しています(Ex-2)。弾き比べて雰囲気の違いを感じ取ってみてください。

STEP2  ルート、5度、オクターヴを使った歌うようなベース・ライン

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さて今度はルート音、完全5度、オクターヴの音を使って、歌うようなベース・ラインを作ってみましょう! まずは右の図を見てください。ルート音に対して完全5度とオクターヴの音の配置を表わしてみました。ここではあまり難しいことは考えずにカタチで覚えてしまいましょう! それではEx-3です(右ページ上)。まずは1小節から2小節にかけてのスライドに注目してください。2小節のアタマであえて1弦のEを使い、スライドさせることでメロディアスにしてみました。3小節の4弦1フレットのF音にスムーズに移動するため、直前で4弦開放のEを使っているのもポイントです。

STEP3  ルート、3度、5度を使ったコード感の強いパターン

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次はルート、3度、5度のコード・トーンを使用したコード感の強いベース・ラインです。コード・トーンというのはコードを構成している音のことですが、これもここでは難しいことは置いておいて、カタチで覚えてしまいましょう!(上図参照)。

Ex-3と同じ、ルート、3度、5度という流れでも、3〜4小節のようにオクターヴ下の3度を使うことでいろいろなパターンを作ることができますので、皆さんも自分なりにどんどんチャレンジしてみてくださいね!

STEP4  16分音符を使ってリズムをアレンジ! 経過音でスムーズなラインを

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さて、ここまで8分音符を中心に組み立ててきましたが、今度は16分音符を使ってベース・ラインを組み立てていきましょう。Ex-5を実際に弾いてもらうと雰囲気の違いがわかってもらえると思います。この場合もドラム・パターン(左ページ譜例参照)と噛み合ってないと、曲全体がちぐはぐな印象になってしまうので気をつけましょう。基本的には8分音符のときと同じようにバスドラムとスネアのタイミングに合わせつつ、そこに音を足していくように作ってみてください。

これ以外にもいろいろなリズム・パターンが考えられますので、普段聴いている音楽がドラム・パートに対してどんなアプローチをしているのか、ということに注目して聴き直してみると参考になりますよ。

おまけ  7度の音を含む和音弾きで楽曲を盛り上げよう!

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最後に7度の音を使った和音弾きのフレーズを紹介しておきます! 残念ながらスペースの関係で細かいことはここでは説明しきれませんので、オマケみたいな感じです(笑)。

コードの仕組みを理解すると、こんなベース・ラインも簡単に作れるようになりますよ。ただし、カッコいいベース・ラインというのは楽曲ありき。どんなにカッコいいベース・ラインだったとしても、曲にマッチしていなければ台なしです。どんなラインが弾けるか?ではなく、どんなラインがふさわしいか?ということが大事だということを忘れないでくださいね。

本記事について

本記事は『ベース・マガジン2014年7月号』掲載のページを転載したものです。

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