16分音符も怖くない! リズム譜攻略術

MI JAPANベース・クリニック by 水元マリオ 2014年1月19日

読者のみなさん、こんにちは! 今回のOPEN HOUSEは、水元マリオが担当させていただきます! テーマはズバリ“リズム譜を読む”で、おもに4分音符、8分音符、16分音符を取り上げていきます。タブ譜を見れば押さえるポジションはわかるけど、リズムがよくわからないという人はいませんか? または、16分音符や符点音符が出てきた瞬間に譜面を読みたくなくなる……というケースも多いと思います。そんな人たちに向けて、リズム譜を読むコツと、そのための練習方法をレクチャーしていきます!

Lesson 1 数直線で音符の長さを確認!

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まずは、それぞれの音符の長さを図で見てみましょう。図は1小節に入る音の長さを数直線で表わしたものです。タテに一番長い線は4分音符を発音するタイミングで(“ワン・ツー・スリー・フォー”とカウントするところ)、4分音符とは1小節を均等に4個に分けた音符です。2番目に長いタテ線は8分音符で、これは1小節を均等に8個に分けた音符です。一番短いタテ線は16分音符で、1小節を均等に16個に分けた音符のこと。そして音符の右側に点が付いているものは“符点音符”と呼び、このときの長さは、符点の付いている音符の長さの半分を元の音符に足したものになります。符点4分音符なら、4分と8分を足した長さということですね。ここで大切なのは、ひとつの音符を発音してから次の音を発音するまでのあいだを、しっかり伸ばすイメージを作ることです。

Lesson 2 リズム譜を読んで音の長さをつかむ!

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次に右の譜例で、Lesson 1で確認したものを弾いてみましょう。すべての音をしっかり伸ばすために、まずは口で“ターンー・タァタァ・タァタァ・タカタカ”と読んでみてください。これは1文字を16分音符ひとつぶんに割り当てたもので、当てはめる文字はみなさんが読みやすい4文字でOKです。次に、口で読みながらベースでも弾いていきますが、“タ、カ”という文字のところでピッキングします。この方法なら、数直線を参考にして文字を当てはめて読むことができれば、ベースでも弾けるようになります。

なお、速いテンポのときには、4分音符ひとつを“タン”、8分音符ひとつを“タ”と読む場合もあります。その際の16分音符は、8分音符ひとつを読むあいだに、倍の速さで“タカ”と読みます。このあたりは動画を参考にしてください。

Lesson 3 16分フレーズの頻出パターン

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続いては、16分音符の基本と言える6種類のリズムに挑戦です。これを覚えておくと、さまざまな16分フレーズに対応できるようになりますし、音符が休符になったり、タイでつないだフレーズに発展したときにもリズムがわかりやすくなります。

④は真ん中の8分音符が短くなったり、長くなったりしないように気をつけましょう。音符の長さをキープするには、“タタァタ”の“ァ”も滑舌良く読むのがポイント。⑤⑥に出てくる符点8分音符の“タァァタ”や“タタァァ”も同じで、それぞれ“タァァ”の部分が短くならないように注意です。実際にフレーズを弾くときも、“ァ”と伸ばす音を頭のなかでしっかり読みましょう。慣れてきたら①②③④や①①④⑥など、いろいろな組み合わせで試してください。

Lesson 4 音符&休符を取り入れた練習フレーズ

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では、ここまでの練習を応用して、4小節のフレーズを弾いてみましょう。Ex-1は4分音符、8分音符、16分音符を使ったフレーズで、Lesson 3で練習した6種類のリズムが使われています。まずはリズム・パターンだけを口で読んでみる練習から始めていきますが、最初はゆっくりのテンポで、4分のタイミングがどこにあるのかを意識しながら読んでください。足で“ワン・ツー・スリー・フォー”とカウントしておくといいでしょう。4分のタイミングがわかりづらいという人は、メトロノームを鳴らしながら試してください。テンポ=60くらいを目安にして、リズムがつかめたら、実際にフレーズを弾いてみましょう。

Ex-2は4分音符、8分音符、16分音符に加えて、4分休符、8分休符、16分休符も入れたフレーズです。休符の数え方は基本的に音符と同じなので、Ex-1と同じ手順で弾いてもらえればOK。口で読むときは、休符を“ウン”や“ウ”にすると、音符との違いを感じることができるので便利です。例えば2小節なら、“タァタァ・ウーンー・ウンウタ・ウタウン”と読むといいでしょう。

Lesson 5 タイでつなげた難関リズムを攻略!

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最後はタイを付けたフレーズです。タイとはふたつの音符をつなげて伸ばす記号で、これが付いた部分をなんとなく弾くのではなく、リズムを口で数えながら音を伸ばすようにしてください。タイを使った場合は特に4分オモテ拍のタイミングがわかりづらくなるので、カウントを踏みながら弾きましょう。

ポイントとして、こういうフレーズは読み方を工夫するとわかりやすくなります。例えば1小節は“タタァタ・ァタタァ・ウタァァ・タァァタ”と読んでほしいのですが、1、2、4拍目は、これまで同様に“タ”で弾いて“ァ”を伸ばします。タイで始まる3拍目はピッキングはしないので、“ウ”を入れて“ウタァァ”にしました。本来なら“ァタァァ”でOKですが、“ァ”以外の読みを入れることで、3拍目のアタマはココ!とわかりやすくなりますよね。

みなさん、最後まで無事に攻略できましたか? 私はベースを始めたときにリズム譜を読むのが大嫌いで、曲を聴いたら忘れないように“ダダッダドドパァーン”などと、口で歌ったままをメモしていました。しかし数日後にそれを見ても、どんなフレーズだったか全然思い出せなかったのです(笑)。そのときに“もっとわかりやすいメモの仕方がないかなぁ”と考えて、ここで紹介した方法にしたのですが、それを続けているうちに譜面を見たままで読めるようになりました。リズム譜を読むのが苦手な人が、少しでも楽しく読めるようになってもらえたら嬉しいです。

本記事について

本記事は『ベース・マガジン2014年1月号』掲載のページを転載したものです。

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